#夕焼け色の空の下で ページ19
私はブラックルームから出ると、暇なのでその辺をブラつこうと建物の外へ出た。
すると辺りは夕焼け色に染まり、とても綺麗な空が広がっていた。
うわぁ……はー君連れて来れば良かった。
……って、もうこんなに時間が経ってたの？
葵「あ！Aちゃん！」
私が空を見上げていると、背後から私の名前を呼ぶ声が。
振り返ると、空野さんとキャプテンが立っていた。
A「そ、空野さん…キャプテン」
葵「Aちゃん、練習見なくていいの？」
A「……いいんです、別に」
どうせ、私がいても邪魔なだけだし。
葵「そっか……あれ？」
空野さんは苦笑すると、目を見開いて私の後ろをじっと見つめる。
……な、何か、あるのかな？
A「……あっ！！」
私も気になって後ろを振り返ると、そこには見覚えのある、可愛らしい2人の男の子が歩いていた。
A「瞬くん！雄太くん！！」
雄太「あ…！A姉ちゃん！」
瞬「A姉ちゃんっ！！」
私が大きな声で呼ぶと気付いてくれたようで、2人も手を振り返しながら駆け寄ってきた。
瞬くんはそのまま勢い良く私に抱き着く。
A「わぁっ？！」
天馬「はは、弟達とも仲良いんだね、A」
A「あ…はい。
はー君の家に遊びに行った事があるので…」
私は瞬くんの頭を撫でながら、キャプテンと話す。
雄太くんは何故か不機嫌そうな表情で私を見ていた。
天馬「2人は瞬木に会いに来たの？」
キャプテンはかがんで微笑み、2人と目線を合わせて会話を始めた。
雄太「うん！」
葵「明日の決勝戦見に来てくれるんでしょ？
応援、よろしくね」
空野さんも微笑みそう言うと、2人は互いに顔を見合わせ
何だか煮え切らない返事をする。
あれ…？
A「どうしたの、2人とも？
……もしかして、来れないの？」
瞬「ううん、」
私の問いに瞬君は首を横に振る。
良かった……来てくれるんだ。
雄太「行くよ、ちゃんと行くよ。……けどね」
天馬「……けど？」
雄太「兄ちゃんがね、優勝は無理だろうだって」
雄太くんの話に、空野さんとキャプテンは「えっ……？」と同時にハモった。
その表情は、驚いている表情。
……無理も無いか。
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＊IJu＊(プロフ) - 白シュ喝采さん» 本当ですかっ？！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) マジで感謝ですありがとうございますっ！！ 更新遅いですが、これからもよろしくデスっ！ (2014年12月13日 13時) (
レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
白シュ喝采 - 1から読みました。すっごく面白いです！更新頑張ってください！ (2014年12月13日 11時) (レス) id: d8055390fd (このIDを非表示/違反報告)
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