#練習試合 ページ2
次の日。
スタジアムのグラウンドで準備体操をする皆の姿を見ながら、私はぼんやりしていた。
今日はどうやら練習試合らしい。
朝、はー君から聞いてびっくりしちゃった。
そう言えば、昨日は私ずっと部屋にいたからな……
此処に来た時、キャプテンや野咲さんが心配してくれたし。
やっぱり、此処の皆は優しい人ばかりだ。
野咲「楽しみじゃない？私達、かなりいい感じになってきたし」
確かに野咲さんの言う通り。
皆はこの短期間でサッカーが凄く上手になってる。
私も含め、皆一通り必殺技を身に付けたし
順調に決勝まで登り詰めた。
このままいけば、世界一も夢じゃないかも。
天馬「そうだな、今の俺たちの実力を試す意味でも、いい試合になると思うよ！」
瞬木「必殺技もまた生まれるかもしれないしね」
野咲さんの自信満々な発言に、キャプテンとはー君が言葉を返した時だった。
突然、剣城君に向かって物凄い威力を帯びたボールが飛んで来た。
剣城君はそのボールを蹴り返すと、ボールは最初に打ったであろう人物によって地面に叩き落とされた。
ボールは地面に半分程めり込み、煙を上げる。
はー君はその間に、私を庇う様に前に立った。
な、何…？！
今のは、何が起きたの……！？
天馬「ああっ？！」
剣城「…白竜」
グラウンドに降り立った人を見添え、キャプテンが叫び、剣城君が呟く様に言った。
降り立った人は男の人で、綺麗な白の髪の毛をした、少し怖い人だった。
…知り合い…？
黒岩「試合の相手は彼らだ」
いつの間にか目の前には、さっきの白髪の人を含め
11人の少年がユニフォームを纏って立っていた。
……皆、怖い。
不動「彼らはレジスタンスジャパン。
そして、俺が監督の不動だ」
天馬「レジスタンスジャパン…？」
そして、相手のチームの監督らしき男性が前に出てそう言った。
…監督も、怖い。
白竜「久しぶりだな剣城」
剣城「こういう形でまたお前とやれるとはな…」
白髪の少年が笑みを見せると、剣城君は彼を真っ直ぐに見つめる。
結構、付き合い長いみたい、あの2人って。
南沢「俺達は今日、お前達を潰しにきた」
紫の髪の人が、前髪をかき上げながらそう言った。
…………え？
つ、潰す…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
＊IJu＊(プロフ) - 白シュ喝采さん» 本当ですかっ？！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) マジで感謝ですありがとうございますっ！！ 更新遅いですが、これからもよろしくデスっ！ (2014年12月13日 13時) (
レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
白シュ喝采 - 1から読みました。すっごく面白いです！更新頑張ってください！ (2014年12月13日 11時) (レス) id: d8055390fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
