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#はー君以外の温もり〜主人公〜 ページ50

皆帆君に引き寄せられ、私は彼の胸の中に収まった。

いきなりの事でびっくりしたけど、別に嫌な感じはしない。


むしろ何だか安心する。



皆帆「…落ち着いたかい?」

A「うん……結構、落ち着いた」

皆帆「そっか、良かったよ」



正直に伝えると、皆帆君は私の首の後ろでクスッと笑った。

私も少し笑って、皆帆君の肩に頭を凭れさせた。



皆帆「人は、もう怖くなくなった?」

A「ううん…まだ、怖い……」

皆帆「本当に?」

A「…うん」

皆帆「僕とはこんなに近くても大丈夫なのに?」



言われて私は、バッと顔を上げる。


確かに…いつもの私なら、いつもはこんなに近くに他人がいたらすぐ離れるのに。

怖くて怖くて、たまらないはずなのに。


はー君じゃないのに。


不思議。



A「…皆帆君は、大丈夫、みたい」



私は自分でもよくわからなくて、半ば誤魔化して苦笑した。

すると皆帆君は目を見開き、驚いたような顔をして、すぐいつもの笑顔になった。



皆帆「……そっか」



ニコッと微笑みを浮かべ、私の頭を撫でる。

心なしか、何だか嬉しそう。



皆帆「じゃあ、この調子で他の人達とも仲良くなれば、そのうち人なんて怖くなくなるさ」

A「い、いや……その……ほ、他の人は、ちょっと……」

皆帆「とりあえず、まずは野咲さんがいいと思うな。
彼女、キミと仲良くしたがっているようだし。
同性なら、まだ怖くないだろう?」

A「え、み、皆帆君……」



……ちょっと、話聞いてほしいな。


私は何だか可笑しくなって、

皆帆君がまだ何か話している最中なのに、ちょっとだけ笑った。

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くにとび(プロフ) - こんばんは~ (2014年9月11日 20時) (レス) id: 8081e2eb22 (このIDを非表示/違反報告)
美薫(プロフ) - 続編おめでとう御座います(T_T)更新、楽しみに待ってます(`∇´ゞ頑張って下さい(^o^)/ (2014年6月23日 22時) (携帯から) (レス) id: c09d542fe6 (このIDを非表示/違反報告)
狩屋ハルカ - 続編おめでとうございます!応援してます!頑張ってください! (2014年6月23日 16時) (レス) id: b968f3be84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年6月22日 17時

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