#表裏〜主人公〜 ページ41
瞬木「おはよう、A」
A「おはよう、はー君」
いつも通り朝の挨拶を済ませ、私は隣に並んではー君の袖を掴む。
昨日はびっくりしたなぁ…
まさか必殺技が出せただなんて。
自分でもよくわからないけれど、あの時は何か『出来るっ!!』って思ったんだよね。
そしたら、本当に出来ちゃってびっくりした。
瞬木「足、大丈夫?」
はー君は私の頭を撫でながら、私の足を心配してくれた。
こんな私なんかを気遣ってくれるだなんて…
はー君は優しい人だ。
A「う、うーん……大丈夫、って言ったら嘘になるかも…」
瞬木「えっ?」
はー君は驚いた顔をして私を見る。
実は私の足はあの後悪化したみたいで
1週間位は走ったりとかしない方がいいみたい。
確かに今でも歩く度にズキズキ痛むし
ちょっとでも捻ったりしたらもう、痛いなんてもんじゃ…
私の足の事情を話すと、はー君はまた心配そうな顔をして私の顔を覗き込む。
瞬木「だから試合出るなって言ったのに…馬鹿野郎」
A「だっ、だって…あの時は仕方なかったんだもん…!」
そう、あの時は仕方なかったの。
だって、義妹達が来ていたんだよ?
わざわざ、私のヘマを見に。
彼女達の前で、失敗なんて出来なかった。
ましてや、自分が無茶をしてせいで試合をやめるだなんて……
__絶対あいつら、後で馬鹿にしてくるに決まってる__
瞬木「はぁ…」
はー君は溜息を吐くと私の頭から手を離す。
瞬木「でも1週間も運動がダメなんて…
結構な大怪我じゃないか?」
A「そう、なの?」
私はあまり怪我をした事がないから、こういう怪我が大怪我なのか、軽いものなのか、基準がよくわからない。
骨折とか、そういうのならまだわかるんだけどな……
瞬木「そりゃね。
……まさか、あのマネージャー、嘘吐きやがったか…?」
あ、はー君、猯↓瓩隆蕕砲覆辰拭
こうなると、私はちょっと怖くて下手に話し掛けられない。
瞬木「ったく……見た目で判断出来るって所から怪しかったんだよな……やっぱり試合に出させなきゃこんな事には…」
皆帆「おはよう、2人とも」
はー君がブツブツ呟いていると、丁度皆帆君が部屋から出て来た。
瞬間、はー君は猊臭瓩隆蕕砲覆蝓微笑む。
瞬木「おはよう、皆帆」
A「お、おはよう、皆帆君」
ちょっと助かった。
皆帆君、ナイス。
瞬木「……」
A「…?」
だけど、今度ははー君
何だか怖い顔してる。
62人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くにとび(プロフ) - こんばんは~ (2014年9月11日 20時) (レス) id: 8081e2eb22 (このIDを非表示/違反報告)
美薫(プロフ) - 続編おめでとう御座います(T_T)更新、楽しみに待ってます(`∇´ゞ頑張って下さい(^o^)/ (2014年6月23日 22時) (携帯から) (レス) id: c09d542fe6 (このIDを非表示/違反報告)
狩屋ハルカ - 続編おめでとうございます!応援してます!頑張ってください! (2014年6月23日 16時) (レス) id: b968f3be84 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ