辻 454 ページ37
「………助ける気は、無いんだな？」
「いいなぁ、その瞳。僕も欲しいなぁ。
僕の瞳はちょっと緑に寄り過ぎてるから�猗狃��瓩録兇蠍�いてくれないんだ」
「……」
湧き上がる怒りを抑え込み、じっと俺の瞳を覗き込むヤツに話し掛けるが、まるで聞いてなどおらず
それどころか、おもむろに顎に添えてない方の手を伸ばすと、まるで腫れ物でも扱うかのように俺の頬に触れた。
ﾆﾀﾆﾀと笑うヤツは不気味で、俺の表情は強張り目をそらせない。
彼の目から光が収まったから、きっともう能力は発動していないはずなのに
その緑色の瞳はまだこちらの事を何もかも見透かしている様に感じた。
……なんなんだ、コイツ。
目の前に苦しんでいる人がいるのに、全く知らんぷりで。それどころか気持ち悪い事言って。
それに�猗狃��瓩箸蓮帖鎮�だ？
イドラの事なのだろうか…？
「………離れろ」
ただただ俺の目をｷﾞｮﾛｷﾞｮﾛと見つめる様が気味が悪くて、俺は思わずそう言ってヤツを睨みつけた。
するとヤツは一瞬ｷｮﾄﾝとした顔をしてから可笑しそうに笑い、「そんな事も言えるんだ」なんて言ってのける。
だが意外に素直にヤツは俺から身を引くと、人当たりの良さそうな笑みを浮かべた。
「いやぁ、ゴメンね急に。僕、人の目を見るのが好きでさ。でも気持ち悪かったでしょ？」
「……」
「そんな怖い顔して睨まないでよ。キミの気持ちはわかったから」
ﾍﾗﾍﾗと笑いながら彼はそう言うと、視線を俺から落として、やっと倉間を見遣る。
倉間は未だ苦しそうに呼吸し、ぐったりしているものの先程よりは落ち着いていた。
彼はじっと倉間を見つめ続けた後、再び俺と目を合わせると申し訳なさそうに肩を竦めた。
「…辛そうだね。でもゴメンね、霧野君。僕はキミの力にはなれないよ」
「なっ…や、やっぱり、フィフスセクターの人間だから……？」
「そうじゃないよ。キミ達はもう仲間だから、そんな理由で仲間外れにしたらAに怒られちゃうもの。
単純に、僕には力が足りないのさ。能力の関係でね」
そう説明されて、確かにと俺は納得してしまう。
失礼だが男にしては細いというか……力仕事ではやや頼りない体型だ。
……だが、力が無いのは果たして能力の影響なのだろうか？
「でも安心して。僕の推理が正しければ、多分もうそろそろで�猗爿瓩�……」
彼は何か言葉を続けた様だが
ソレは突如現れた真っ黒な�牘騰瓩砲茲辰銅廚蕕譴拭�
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
＊IJu＊(プロフ) - ゆきうさぎさん» コメントありがとうございます！続編来てしまいした…()これからも亀更新ですが、頑張らせて貰いますー！！ (2018年8月11日 2時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - 続編おめでとうございます！！楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2018年8月10日 15時) (レス) id: dea74ddfb3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
