辻 453 ページ36
「ううん、別に興味が無いワケではないよ。フィフスセクターだったからって助けない理由にはならないよ、この館では。
そもそも、どうして僕は助ける気が無さそうだって思ったの？」
「…？！」
淡々と話す彼に俺は半分諦め掛け、自力でイドラの元へ向かうしかないと考えたその時
まるでこちらの考えを見透かすかのように、フクロウ…いや、皆帆はそう言って首を傾げた。
その目は翡翠色に輝き、じっとこちらを伺うその瞳は何処か不気味で、ﾌﾞﾂﾌﾞﾂと肌が粟立つのを感じた。
……いや、実際に見透かされているんだろう。これが彼の能力のはずなのだから。
心を読む能力で俺の心の声を聞いたんだろう。
あまりそういうのはされたくない。
されたくなかったが、彼自身が苦しげな倉間に興味が無いわけではない事に少しだけ安堵した。
「そ、そうか…じゃあ、倉間を運ぶのを手伝って……」
「まぁ別に、手を貸すとは言ってないんだけど」
……前言撤回。途端に不安が過ぎる。
安心したのも束の間、救いの手を差し伸べてくれるかと思ったらこれだ。
コイツはこの状況で、俺をからかって遊んでいるのだろうか？
「ふふふ、半分正解だよ。だけど半分不正解。
それにしても�犁澆い亮雖瓩世覆鵑討舛腓辰抜�待し過ぎじゃないかい？」
ｸｽｸｽと、耳障りな笑い声と共に彼は何処か嘲るように、からかうようにそう見透かした。
この間にも倉間は苦しんでいるのに、コイツはまるで知らないふりだ。
また、嫌な感情が湧き上がる。
ふつふつと、ぐらぐらと、煮える鍋の様に膨らんでいく。
コイツは、一体何をしに此処に来たんだろうか。
俺達を馬鹿にしに来たのだろうか。
「大体、僕は�狃�ける�瓩覆鵑動豸世盡世辰討覆い里法�勝手に期待しておいて、それはないんじゃないかな？」
「……」
「……なぁに、その目？」
心を見透かしているのなら、俺の今の心情も理解しているはずだ。
だからなのか、ヤツは目を細めて俺に1歩歩み寄ると
翡翠に輝いた瞳を近付けて、またｸｽｸｽと耳障りな声で笑った。
「すっごく怖い顔。まるで�爛丱吋皀劉瓩里茲Δ澄�
それじゃあ、折角の綺麗な瞳が台無しだ」
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＊IJu＊(プロフ) - ゆきうさぎさん» コメントありがとうございます！続編来てしまいした…()これからも亀更新ですが、頑張らせて貰いますー！！ (2018年8月11日 2時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - 続編おめでとうございます！！楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2018年8月10日 15時) (レス) id: dea74ddfb3 (このIDを非表示/違反報告)
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