辻 440 ページ23
確かに俺は戦闘員であり、�犂擬圻瓩叛錣Δ里鯀枋蠅靴瞳盈�も積んできた。
だからまぁ、戦わなきゃいけない時には流石に俺も戦うだろう。
前に本部に乗り込んだ時のように、身の危険が迫ったり、仲間がピンチになったら気は引けるがこのナイフを受け取っていただろう。
だが今は状況が違う。
イドラは�猝議餽貝瓩任△蝓�且つ『刺せ』と命令しているのだ。
俺は人を傷付けるのが苦手だ。
武器を使って傷付けるのはもっと苦手だ。
寧ろどうして、そんな事が出来るんだろう。
どうして平然とした顔をして相手をナイフで刺せるんだ？
どうして刺せと言えるんだ？
彼等にはこの意味がわかっているのだろうか。
刺し所が悪かったら、相手は致命傷を負ってしまうかもしれないのに。
「…おい、どうした霧野？」
俺がいつまでもナイフを受け取らないから、不審に思ったんだろう。
倉間は血塗れたナイフを俺に差し出したまま、訝しげな顔をして俺を見遣る。
そんな彼と一瞬だけ目を合わせてから、目線を再びナイフに戻す。
受け取れない。受け取ったら、イドラを傷付けなきゃいけないから。そんなの出来ない。
そもそも、どうしてこんな事をしなくてはいけないんだろう…？
お決まりの�犁啓悪瓩砲靴討癲⊇�付けなきゃいけないだなんて。そんなの可笑しい。
何か意味があるのなら、是非とも教えてもらいたい。
「……おい、霧野？何ﾎﾞｻｯとしてんだよ。
ほら、お前の番だろ、受け取れよ」
「っ……」
じっと固まったままの俺に倉間も痺れを切らしたんだろう。
不意に彼は睨むように俺を見遣りそう言うと、ｽﾞｲｯと俺にナイフを突きつけた。
だが俺は咄嗟に身を引いて引きつった顔をしてしまうと、途端に倉間は眉を顰めて苛立ったような顔をした。
その後ろでイドラただ、俺達を眺めていた。
「んだよ、どうしたんだよ霧野？ちゃっちゃと刺しゃいい話じゃねーか」
「…」
「別に殺せとかそんなんじゃないんだからよ。
適当に足とか腕とか、死なない所に刺すだけさ」
「……」
「それとも……なんだ？お前、まさか�犹匹擦覆き瓩箸�そんなお人好しみたいな事言い出すんじゃないだろうな？」
「………」
「………マジかよ」
何処か試すかのように倉間は俺に尋ね続けたが、俺はそれに全て無言を貫き、ただナイフと倉間の顔色を交互に伺っていた。
その内倉間は呆れたような顔をしてから差し出していたナイフを引っ込め、1つ溜息を吐いた。
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＊IJu＊(プロフ) - ゆきうさぎさん» コメントありがとうございます！続編来てしまいした…()これからも亀更新ですが、頑張らせて貰いますー！！ (2018年8月11日 2時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - 続編おめでとうございます！！楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2018年8月10日 15時) (レス) id: dea74ddfb3 (このIDを非表示/違反報告)
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