辻 437 ページ20
「やぁ、やっと来たね」
イドラは何やら机の前で本を読んでいたようだが、顔を上げるとマスクの下で微笑んで、読んでいた本を閉じた。
彼女が読んでいたのは何の本だろう…？
俺も物語は好きだから、何となく気になった。
見た事のない内容だったら、俺も読んでみたい…
彼女に言えば、貸してくれたりするだろうか？
「…なんだよ、この部屋」
「僕と宗正の部屋だよ。でなきゃ僕がいるはずないじゃない」
「いや、そうじゃなくって……ああもう、いい」
倉間もこの部屋は奇妙に感じたらしい。
一通り部屋を見渡して、眉を顰めて彼女に問う。
しかし彼女は察しが悪いのか、当たり前の返答を返し、面倒になった倉間は適当に話を切り上げた。
「それで？何だよ、俺達を此処に呼び出して」
倉間は疑問をそのまま彼女に尋ねた。
ソレは俺も知りたい内容だった。
彼女は『部屋に来てね』とは言ったが、何をするかは言ってはいない。
でも大方この団内の掟や決まり事について話すんだろうとは予想している。
この団はそう言うのが多そうなので、覚えられるか多少不安だ。
ああ、そう言えば…アズマについてはどうしようか？
多分、アズマは連れて来てはいけないとは思うが…
一応ダメ元で聞いてみるか？
「キミ達を此処に呼び出したのは、これから�犁啓悪瓩鮃圓辰討發蕕Π戮世茵�
……なんて、勝手に頭の中で話を進めて、アズマの話はいつしようかと考えていたら
予想の斜め上の答えが彼女の口から飛び出し、俺は思わずオウム返しに「�犁啓悪瓠�」と呟いた
イドラは持っていた本を机の上に置くと椅子から立ち上がり、ゆっくりとこちらに近付きながら話を進めた。
「そう、�犁啓悪瓠２罎蕁團ぅ疋蕕離機璽�ス》に入団する為のお決まりみたいなものさ。
コレは全員にやってもらったし、これからも入団する人には皆通ってもらうよ」
「…で？具体的には何すりゃいいんだ？」
「まぁ、�犁啓悪瓩辰童世辰討發修ζ颪靴�ないから、構えなくっていいよ」
�犁啓悪瓩覆鵑瞳�苦しい言葉が出たからどんなものかと思ったが、その言葉に俺は少しだけ安心した。
あんまり難しいと入団出来なくなってしまうからな。
まぁ、イドラに限ってそんな意地悪しないだろうけれど。
でもやはりこの�犁啓悪瓩箸笋蕕鬟�リアしないと入団は出来ないのだろうか…？
倉間の場合、わざと失敗しそうで怖いのだが……
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＊IJu＊(プロフ) - ゆきうさぎさん» コメントありがとうございます！続編来てしまいした…()これからも亀更新ですが、頑張らせて貰いますー！！ (2018年8月11日 2時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - 続編おめでとうございます！！楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2018年8月10日 15時) (レス) id: dea74ddfb3 (このIDを非表示/違反報告)
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