辻 436 ページ19
イドラの言われた通り、俺達は新しい部屋で十数分程一休みをしてから、彼女の部屋へと一緒に向かった。
倉間は彼女が�狒呂辰伸瓮戰奪匹狼い貌�ったようだが、イドラには警戒していたようで
盗聴器等の怪しい物は仕込まれてるんじゃないかと部屋の中を隅々と探索してみたが、そういった類は見つからず。
だがまだイドラを信じ切れていない倉間は終いには「壁紙や床に埋まってんじゃ？」と本気で壁紙を剥がしそうな勢いだったので、止めるのに少し苦労した。
やはり元は敵対していた同士だからか、何も無いという選択肢はないらしい。
いや、それ以前に彼は�犂擬圻瓩剖�い敵意があるんだった。
どちらにしろ、この調子では《イドラのサーカス》に馴染むのには時間がかかりそうだ……
盗聴器とかそう言うの、彼女に至って仕掛けるワケもないのに…
「…確か、此処だったか？」
ﾌﾞﾂﾌﾞﾂと文句を言う倉間の隣で俺はそんな事を考えながら彼女の部屋を目指していると、やがてそれっぽい部屋の扉の前に辿り着き、俺と倉間は顔を見合わせる。
彼女の案内通りなら、この扉の向こうが彼女の部屋だった…と、思う。
彼女の部屋の扉も俺達と同じような色、形なのでもしかしたら間違えているかもしれないが。
とりあえず俺が2回ノックをすると、中から『入っていいよ』とイドラの声で返って来て、この部屋は彼女の部屋で間違いなかったんだと内心胸を撫で下ろす。
そうして中に踏み込むと、驚いた事に中は一面が�狄燭胆岫瓩棒�まっていた。
壁紙と床がまるで血でも被ったかのようで、家具も深い紅色がベース。
机も椅子もランプもクローゼットも本棚も。
ただ、本棚の中にギッチリ収まった本達はカラフルなものだった。
流石にベッドの上のまくらとシーツ、布団は白色だったが、この真っ赤な部屋の中では些か目立ち
更には枕に巻かれたカバーも赤かった。
廊下のソレとはまた違った、不気味な部屋だ。
こんな部屋では普通の人なら落ち着けないだろう。
…そう言えば彼女、前にカメラと称して歩く真っ赤な目玉を�狒呂雖畚个靴浸�「僕の趣味」なんて言ってたような。
ソレだけじゃない。彼女が�狒呂雖畚个絞�は大抵真っ赤だ。
武器でもそうでなくても、なんでも。
彼女は……赤色が好きなのだろうか？
だとしてもこれはやり過ぎだと思うが……
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＊IJu＊(プロフ) - ゆきうさぎさん» コメントありがとうございます！続編来てしまいした…()これからも亀更新ですが、頑張らせて貰いますー！！ (2018年8月11日 2時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - 続編おめでとうございます！！楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2018年8月10日 15時) (レス) id: dea74ddfb3 (このIDを非表示/違反報告)
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