辻 429 ページ12
「ホントに�猊�屋�瓩砲覆辰討鵑世蹇爾福帖�
しっかりしているようで抜けている彼女に、早くも倉間は呆れているようだ。
そんな皮肉を口にしながら、部屋の扉を睨むように見遣る。
扉は今までの部屋と同じようなチョコレート色の扉だ。
一見今まで見た部屋と中身が同じなんじゃないかと思ったけれど、コレは紛れもなく今目の前で彼女が創り出した扉だ。
きっと中は今までとは違う内装になっている…ハズ。
「さぁさぁ、お二人共中に入って！
部屋の感想も聞きたいし、何より気に入らないなら創り直さなきゃいけないから」
「ほら、」とイドラに急かされ、俺達は顔を見合わせると
倉間が扉の前に歩み寄り、ドアノブに手を掛けた。
そうして手首を捻れば��ｶﾁｬｯ�瓩半�気味いい音が響き、扉が開かれた。
すると先程まで壁だったであろうそこには、確かにきちんとした部屋が存在していた。
まるで最初からそこにあったかのように。
中は2人で過ごすには十分な広さで、左右の壁際にそれぞれベットが置かれていた。
他にもクローゼット、机と椅子がそれぞれ1セットずつとベットのそばにミニテーブル。
その上に火の灯っていないランプが置かれていた。
壁紙も廊下とは打って変わって白を基調としたオシャレなもので、床もフローリングだ。
清潔感のある、至って普通の部屋が目の前にあり、俺達はまた彼女に驚かされてしまった。
「どう？ねぇ、どうかな？」
部屋に足を踏み入れ、部屋を見渡していると
イドラは何処か期待の眼差しを俺達に向けながら尋ねて来た。
途端に倉間はﾑｯとした顔をすると「まぁまぁだ」と答え、イドラは困ったように眉を下げた。
「あれ、あんまりお気に召してない感じ…？
何が嫌だった？机？椅子？壁紙？
それとも…ベット？2段の方が良かった？
あ、もしかしてダブルベット？意外と寂しがり屋さんだったりする？」
「っ…ンなワケねーーだろっ！！」
途端に火が付いたかのように、顔を真っ赤にさせて怒鳴る倉間。
余程子供扱いされて頭に来たようだ。
……いや、恥ずかしがっている、のか？
「…別に部屋に文句はねーよ。俺はな」
「なぁんだ、つまんないの」
「あン？」
「じゃ、霧野は？何か欲しい家具とか、逆にいらない家具あったりする？」
「え、えっと…」
いきなり話を振られて、俺は少し戸惑った。
今一度部屋を見渡して、何が足りないかと考えてみると
ふとある物が足りない事に気付いた。
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＊IJu＊(プロフ) - ゆきうさぎさん» コメントありがとうございます！続編来てしまいした…()これからも亀更新ですが、頑張らせて貰いますー！！ (2018年8月11日 2時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ - 続編おめでとうございます！！楽しみにしています！これからも頑張ってください！ (2018年8月10日 15時) (レス) id: dea74ddfb3 (このIDを非表示/違反報告)
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