#叩かれる ページ27
勝った。
2回戦目も、私達は勝利した。
本当ならそれは嬉しい事なのだけれど
悲しみ嘆く観客席を見ると、素直に喜べない。
逆に、罪悪感が押し寄せて来る。
……気持ち、悪い。
鉄角「苦しい闘いだったな…」
真名部「ええ…」
瞬木「お前ら感謝しろよ？
勝てたのは、この俺のおかげだからな！」
…はー君、大分変わったね。
いつものはー君だったら、そんな事言わなかったよ。
でも……何だか、前よりイイ顔してる。
野咲「あれ…？瞬木、なんか変わった…？」
A「うん、変わった」
野咲「あ、やっぱり？」
A「うん…すっごく、爽やか」
鉄角「あれって爽やかっつーのか…？」
あれ？ち、違うかな…？
鉄角君の言葉に私は少し不安に思っていると
ふと、はー君に声を掛けられた。
瞬木「A、」
A「は、ハイッ！」
思わず背筋を伸ばしてはー君の方を見ると
はー君はおもむろに私に歩み寄り、そして私の目の前で立ち止まる。
え、え…な、何……？
も、もしかして怒られる…？
瞬木「……約束、覚えてるか？」
A「……へ？」
完全に怒られてしまうと思って身構えていたが、それは杞憂だったようだ。
………約束…？
A「…そ、それって…昔の…？」
昔。
それは、はー君が他人を信じないと宣言した時。
あの時、私は彼と約束したんだ。
はー君以外の他人を信じない、って。
A「………あ……」
なのに、私は約束を破った。
人を、他人を信じてしまった。
約束を忘れていたワケではない。
だけど、でも、此処の人達が皆良い人ばかりだから…
優しい人ばかりだから
だから…だから。
A「ご……ご、ごめん、なさい…
私…約束……」
私は俯いてはー君から目をそらすと、ユニフォームの裾をギュッと握り締める。
だからはー君、イライラしてたんだ。
だからはー君、不機嫌だったんだ。
怒られる…これ、絶対怒られる。
瞬木「そうか……覚えてたか」
やけに低い声で呟くと、はー君はおもむろに手を私に向けて伸ばした。
顔を上げていないからどんな表情をしているのかわからなかったけれど
私の中では自然とこの先の展開を予想していた。
『叩かれる』
そう思った私は強く目を瞑り、これから来る痛みと衝撃に身構えた。
けど。
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ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» そうですっ！ありがとうございます！（�爿瓠鳥箸辰討澆燭�ったんですが…今まで使い方が分からなくって…改めて（？）ありがとうございますっっ！） (2020年10月10日 16時) (
レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» 多分『�爿瓠戮了�ですよね？それなら『かっこ』って打ったら予測変換で出て来ますよ〜！ (2020年10月10日 16時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» すみません…あの…『よくわからないけど…はー君の アズル は見ると頭が痛くなる、らしい…？』のところの… アズル の横についていたついていた…点（？）って…なんて打ったら…出てきますか…？ (2020年10月10日 16時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 鞠山美枝さん» コメント&ご愛読ありがとうございます！ これからも更新頑張ります！ (2016年4月28日 14時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - まりはさん» コメントありがとうございます！ 僕も愛してます(((真顔 応援ありがとうです！これからも更新頑張ります(*´∀｀) (2016年4月28日 14時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
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