#扉越し〜主人公〜 ページ13
夕食を食べ終え、皆帆君が部屋から出て行ってしまうと途端に部屋が静かになったような気がした。
まぁ…そうだよね。皆帆君…あれからずっとお話してくれていたんだし。
今日の練習の事とか、皆の事とか。
それも全部、面白い話。
多分、気不味かったからなのかもしれないけれど…
でも心から笑えなかった事にちょっと後悔。
そして謝りたくなる。
…って、これ以上私は謝りたい人を増やしてどうするんだろう。
私って謝る事しか出来ないのかな…
『……ねぇ、』
A「はははいっ！？」
軽く落ち込んでいると不意に部屋の扉の向こうから声が聞こえた。
私はびっくりしちゃって、思わず変な声を出してしまう。
…って、あれ？この声…
A「……はー、君？」
『うん、そうだよ』
やっぱり。道理で聞き馴染みのある声だと思った。
それにしても…はー君がわざわざ訪ねに来るだなんて。
さっき、はー君怒ってたのに…
A「…ど、どうしたの…？」
『…ちょっと、謝りたくて』
恐る恐る理由を尋ねてみると、はー君はやけに悲しそうな声でそう言った。
謝る…？
はー君、何か悪い事したの…？
『皆帆から聞いたよ。
お前、泣いたんだってな』
A「うっ…」
…聞いてたんだ。
自分の胸倉をギュッと掴み、息を詰まらせる。
『ごめんな…あんな事言っちゃって。
俺……酷いよな』
はー君は扉越しに謝ると溜息を吐く。
その声音から、私ははー君が本当に反省しているんだとわかった。
きっとその顔はいつもと違って申し訳なさそうな顔をしているんだろうな。
その顔を想像しただけで、胸が締め付けられるような。
A「だっ…だ、大丈夫だよ、はー君！！
もう全然、気にしてないから！」
私はなるべく明るく努めようと明るい声でそう返す。
だって、これ以上はー君を悲しませたくないし…
それに私はもう、怒っても悲しんでもないんだもん。
『……ホントに？』
A「うん！本当だよ？
わ、私、もう気にしてないの！
だから、はー君も…その、気にしないで、ね？」
『…』
私は扉に凭れながらそう口早に告げると、向こうから『そっか』と声が聞こえた。
『…じゃあ、それだけだから』
A「うん」
『試合、頑張ろうな』
A「…うん」
それから少しして向こうから『じゃあ、』と声が聞こえると、それっきりあっちからは何も聞こえなくなった。
その瞬間、私は溜息を吐いてその場に崩れた、
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ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» そうですっ！ありがとうございます！（�爿瓠鳥箸辰討澆燭�ったんですが…今まで使い方が分からなくって…改めて（？）ありがとうございますっっ！） (2020年10月10日 16時) (
レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» 多分『�爿瓠戮了�ですよね？それなら『かっこ』って打ったら予測変換で出て来ますよ〜！ (2020年10月10日 16時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» すみません…あの…『よくわからないけど…はー君の アズル は見ると頭が痛くなる、らしい…？』のところの… アズル の横についていたついていた…点（？）って…なんて打ったら…出てきますか…？ (2020年10月10日 16時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 鞠山美枝さん» コメント&ご愛読ありがとうございます！ これからも更新頑張ります！ (2016年4月28日 14時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - まりはさん» コメントありがとうございます！ 僕も愛してます(((真顔 応援ありがとうです！これからも更新頑張ります(*´∀｀) (2016年4月28日 14時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
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