4は0に帰す【真名部】 ページ44
弟の和人と一緒にとあるオシャレなカフェでお茶をする事になった。
此処は私が前からずっと気になっていた所で、特にケーキが評判だ。
私は甘い物に目がない質だし、何よりようやく来れたのだから楽しみだ。
「じゃあ、頼んで来るね」
「うん、よろしく〜」
注文を和人に頼んで、私は1人で席を取っておくことに。
お昼時だからか店内は人でいっぱいで、席はほぼ満席状態だからね。
2人で行くより1人で行く方がいい。
ああ〜、早く来ないかな〜…
「………うん？」
和人がいちごタルトを持って戻って来るのを心待ちにしていると、ふと1人の男の子が目に止まった。
その子は藤色の髪にメガネを掛けていて、身長は少し小さめ。多分和人と同じくらいの年齢だろうか。
別に知り合いでも何でもないのに、私はその人から何故か目がそらせなくて凝視する。
その子は人混みを掻き分けながらこちら側に歩いて来ているようで
近くに来たおかげか、その端正な顔立ちがよく見え……
………ん？ちょっと待って。
あの人、何かこっちに向かって来てない……？
「失礼しますね」
「えっ……」
なんと、さっき私が見ていた少年が向かいの席に座って来てしまったではないか。
しかも何か普通に、まるで待ち合わせでもしていたかのように、普通に。
さっきも言ったように私はこの人とは知り合いではないのに。
………席、間違えてるのかな。
「あのぉ〜……すみません。席間違ってませんか、ね…」
「いいえ、間違えてませんよ」
私は目の前の彼に控えめに声を掛けてみる。
しかし彼は特に焦る様子もなく、至って普通に私に接して来た。
……私は知らないけれど、彼は私を知っている？
もしかして和人の友達とか…？
なら、全員を把握しているワケじゃないから知らないのも当然だ。
大方、和人が勝手に私について話したんだろう。
……でも、何だか不思議な感じだ。
初めて会ったのに、初めてじゃないみたいなんて。
「………ああ、すみませんでした。
「へっ？」
そんな事を思いながら思わず目の前の彼をじっと見つめていると
彼は何処か照れくさそうにはにかみながらそう言った。
……こちら？
＊→←つまみ食いにはご用心【ゴウセル】＊如月李瑠葉様リクエスト
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＊IJu＊(プロフ) - ココ松さん» 大変長らくお待たせしてしまいました…リクエストしたお話が書けました！お手数ですが続編の方へお願いします…！ (2018年1月16日 1時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ココ松さん» 了解しましたー！ お話が思いつき次第更新致しますのでしばしお待ちを！ (2017年12月18日 0時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ココ松 - ＊IJu＊さん» もちのロンでその人です！ (2017年12月14日 21時) (レス) id: 352fae32d2 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ここ松さん» こんにちは、お久しぶりです〜！リクエストありがとうです！ 因みにタクト君とはイナイレの神童拓人ですよね？ (2017年8月26日 0時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ここ松 - お久し振りです！またリクエストよろしいですか？今度はタクト君と月光を弾く話って出来ますか？ (2017年8月25日 20時) (レス) id: ed1304e9db (このIDを非表示/違反報告)
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