予想外過ぎるお話なのです ページ50
「………ねぇ、A」
暫く狩屋君は私がお弁当を食べている所を黙って見続けていたようですが、不意に彼は口を開く。
私はご飯を口に含みながら首を傾げると、狩屋君は一瞬私から目をそらし、何やら躊躇っているような表情を浮かべた。
だがすぐに視線を私に戻すと表情を改め、真剣な顔でこう告げた。
「＿＿＿お前、お父さんの所に行きたいの？」
「っ………？！」
……ビックリしました。
予想もしていなかった人の名前が狩屋君の口から飛び出して、思わず私はご飯を吹き出してしまう所でした。
なんとか飲み込みはしましたが、そうしたら喉に詰まってしまったらしく、慌てて水筒のお茶を飲んで事なきを得ましたが。
当然どうして狩屋君はそんな事を聞くのだろうと私は狩屋君につい食い気味に尋ねてしまうと
狩屋君は私からそっと目をそらし、答えた。
「……その、怒らない？」
「何をです？」
「いいから！…怒らない？」
「怒りません。怒りませんから教えて下さい」
「……昨日、放課後に不動コーチとAが話してる話聞いた」
「すみません、前言撤回させて下さい」
まさか…狩屋君があの時の私と不動さんのお話を聞いていただなんて。
道理で不動さんと話した後、なんかぎこちないなとは思っていましたが……盗み聞きとは。
折角不動さんと2人っきりだと思っていましたのに…
って、そうではなくてですね。
私の発言に狩屋君は「だよな」と苦笑するも
また真剣な顔に戻して私を見遣り、「それで？」と言葉を続けた。
「Aはどうなの？お父さんの所に行きたいの？」
「い、行きたいのって…急に言われましても……」
「だってA、行きたがってたじゃん」
「そりゃあ行きたいに決まってるじゃないですか。
だって大好きなお父さんですもん。
でも…不動さんがダメって言ってますし、きっとヒロトさんにも話が伝わっていると思いますから、私の外出には注意を払っているでしょうし……」
「…なんでダメって言われなきゃならないの？
Aの家族の問題なのに」
「きっとお父さんが不動さんに私を来させないよう言ったんだと思います。
不動さんはそれで頑なに私を向かわせようとはしないのです。
それに、そもそも簡単に行けるような距離ではありませんし……1人で行こうにも私は何を仕出かすかわかったもんではないので……」
「……ふーん」
私の話に狩屋君は相槌を打つと、何やら考えるかのようにまた私から目をそらした。
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みかん - もし違うものを書く機会があればキャラ使ってくださいこれからも応援します！! (2019年7月6日 4時) (
レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - わかりました最終回向けて頑張ってください (2019年7月6日 4時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - みかんさん» 申し訳ございません、現在この小説は終わりに向けてストーリーを進めていますので、そんな中新キャラを追加してしまうとただでさえお話が長く続いているのに更に長くなってしまうと思うので……今回はお断りさせていただきます (2019年7月5日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - あと設定で鬼道さんに片思いしているのでお願いしますもし使ってくださるのであれば (2019年6月30日 19時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 主人公いいな愛されてるなとしみじみ思いますわたしもキャラで出して欲しいです美咲という名前で主人公の唯一の女親友でよろしくお願いします (2019年6月30日 15時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
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