お弁当を食べるのです ページ49
その後、天馬君達は部活へと向かい
狩屋君は私のお弁当と荷物を取りに出て行きました。
その間、私は保健室の先生にも様態を見てもらい
その後ﾎﾟﾂﾎﾟﾂと何気ない話をしていたら、狩屋君が戻って来ました。
そうしたら入れ違うように先生は「職員室に行ってくるから」と保健室を出て行かれました。
出る直前、狩屋君に「彼女の様子、見といて」と言い残して。
別に頭打っただけですし、先程感じていた痛みも無くなって来ましたから。
「はい、弁当」
「ありがとうございます」
狩屋君にピンクの風呂敷に包まれたお弁当を渡され、私は受け取ると早速開封。
中身はさほど豪華と言うわけではありません。
普通に一般家庭が作るような、地味なお弁当です。
でも味は最高に美味しいんですよ。
特に隅っこに光るこの甘〜い卵焼きは私の大好物なのです。
これを食べる為だけに学校に来ていると言っても過言ではありません。
「いただきます」
お箸も取り出し、手を合わせると食材に感謝を込めて告げ、早速卵焼きに箸をつける。
口に含むとじんわりとした甘さが口に広がり
卵の味とのハーモニーを奏でます。
焦げ目の苦味もいい感じに効いていて、とても美味しいのです。
今日のお弁当は…南雲さんが作ったんですかね？
いつもより焦げ目が多くて、玲名さんや砂木沼さんのより甘めが気がします。
因みに1番甘くない卵焼きを作るのは玲名さんです。
栄養とかも考えてくれるのですが、好き嫌いを許さなかったりと色々厳しい人なのです。
「ホンット、お前食べる時は幸せそうな顔するよなぁ」
一通り卵焼きを味わって、次はどのおかずに手を付けようか迷っていたら、不意に狩屋君が近くの椅子を手繰り寄せながら呆れたようにそう言った。
当たり前じゃないですか。
美味しい物を食べたら誰だって幸せそうな顔するのです。
「褒め言葉として受け取っておきますね」
「……まぁ、バカにしてはない、か……」
とりあえず私は無難に返事を返して、ミートボールに手を付ける。
椅子の背もたれを前にして腰掛けながら「褒めてもないケド」と続けて呟くように言い放ったの、私聞こえてましたからね。
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みかん - もし違うものを書く機会があればキャラ使ってくださいこれからも応援します！! (2019年7月6日 4時) (
レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - わかりました最終回向けて頑張ってください (2019年7月6日 4時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - みかんさん» 申し訳ございません、現在この小説は終わりに向けてストーリーを進めていますので、そんな中新キャラを追加してしまうとただでさえお話が長く続いているのに更に長くなってしまうと思うので……今回はお断りさせていただきます (2019年7月5日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - あと設定で鬼道さんに片思いしているのでお願いしますもし使ってくださるのであれば (2019年6月30日 19時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 主人公いいな愛されてるなとしみじみ思いますわたしもキャラで出して欲しいです美咲という名前で主人公の唯一の女親友でよろしくお願いします (2019年6月30日 15時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
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