手伝ってくれるのです ページ44
……そう言えば、授業の終わりにノートを集めたような……先生がノートをなんちゃらって言っていたような……
完全に先生の話を聞いていないからか、それとも頭が現実から逃げたいだけなのか。
必死に先生が言っていたことを思い出そうとしたが浮かばず、それを見兼ねた狩屋君が頬杖をつきながら話してくれました。
「そーいや先生、ノート職員室に運べってさ」
「何故よりによって今日なのですか……しかもか弱い女の子をパシるだなんて……教師としてどうなんです……？」
「仕方ないだろう、順番なんだから」
「たまたまAの運が悪かっただーけ」
「殺意が湧きます」
「うっわ、寝不足こっわ」
教卓に積まれたノートを睨み付けていたら、狩屋君に割と本気で引かれてしまいました。
眠気のせいか、いやにｲﾗｲﾗしてしまいます。
寝不足はどうしてこうも人から色々なモノを奪っていくのでしょうか。
……まぁ、ｳﾀﾞｳﾀﾞしていても仕方ありません。
このままでは私のお昼休みが無くなってしまいそうなので。
ちゃちゃっと運んでちゃちゃっと終わらせてしまいましょう。
少し冷静になってそう考えた私はやっと重い腰を上げると、お弁当を持った狩屋君が「じゃあ先行ってるね」と言いながら剣城君と一緒に教室を出て行った。
私は1つ溜息を吐いて教卓に向かおうとしましたが
ふといつも狩屋君といるはずの彼が私の隣にまだいる事に気付き、私はそちらの方を見遣る。
そしたら彼は少し驚いたような顔をした後、ほんのり頬を赤らめ、若干落ち着きなくそわそわとしながら私から目をそらした。
「……影山君は行かないのです？」
「へっ？あ、いやっ！えっと…行く！行くよ！
で、でも…ほら、朝言ったじゃん？ノート運ぶぐらいなら手伝うって……」
…そう言えばそんな事、言っていたような……そうでもないような……
ぼんやりとした覚えていないので自信は無いですが、きっと言ったのでしょうね。
影山君は狩屋君と違ってやはり優しくていい子なのです。
「手伝って頂けるのです？」
「う、うん…！」
「ありがとうございます、影山君」
手伝ってくれるみたいなのでお言葉に甘えさせて頂き、私は素直にお礼を言いますと、影山君はまたしどろもどろになった後に、何故か嬉しそうに微笑む。
……影山君、ノート運ぶの好きなんですかね？
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みかん - もし違うものを書く機会があればキャラ使ってくださいこれからも応援します！! (2019年7月6日 4時) (
レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - わかりました最終回向けて頑張ってください (2019年7月6日 4時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - みかんさん» 申し訳ございません、現在この小説は終わりに向けてストーリーを進めていますので、そんな中新キャラを追加してしまうとただでさえお話が長く続いているのに更に長くなってしまうと思うので……今回はお断りさせていただきます (2019年7月5日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - あと設定で鬼道さんに片思いしているのでお願いしますもし使ってくださるのであれば (2019年6月30日 19時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 主人公いいな愛されてるなとしみじみ思いますわたしもキャラで出して欲しいです美咲という名前で主人公の唯一の女親友でよろしくお願いします (2019年6月30日 15時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
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