写真は謎のままなのです ページ29
「おぉ〜〜！！Aが前髪上げてる！」
放課後、部活の時間になり私達が部室にやって来ると
早速先に来ていた先輩方に囲まれ(と言ってもまだ4人しかいませんでしたが)、皆私のイメチェンした姿にそれぞれ反応を示しました。
先輩方から見ても今の私は雰囲気が違うみたいです。
「な〜んか新鮮〜！でもいいじゃん！可愛い可愛い！」
「ありがとうございます、浜野さん」
「顔もよく見えますし、明るくなったんじゃないでしょうか？」
「でもなぁ…子供っぽくないか？」
「それって倉間言えなくね？」
「あン？」
浜野さんの発言に蛇のように睨みつける倉間さん。
でも浜野さんは知らんぷりです。
そんな倉間さんを宥めるのが速水さんの役目。
最早この3人ではテンプレです。
「あとで写真、撮らせて？」
「構いませんよ」
「本当？…ふふ、撮ったら皆に見せよう」
「やっぱりダメです」
「………冗談、冗談」
「今の間はなんですか…？」
「お前、ばら撒く気満々だったろ」
倉間さんにそう指摘され、山菜さんは一瞬笑顔のまま固まった。
だけどすぐに不気味な程の微笑みで「ふふふふ…」と笑うだけだったので、真意は謎のまま終わりました。
というか私の写真をばら撒いてどうするつもりだったのです……？
そもそも誰に？もしかして今までもやってたりしてます…？
「とりあえず、私達は先に準備、してよう？」
「は、はい……」
私の写真の件についてはそれ以上追求する勇気も無く
そのまま山菜さんに流されるように肩を押され、部室から出ました。
ま、まぁ、マネージャーのお仕事は大切ですもんね。
ドリンクとか人数分作るのって結構大変ですし……
色々疑問には思いますが、今はマネージャーとしての役目だけ考える事にしましょう。
「私はドリンク、作ってるから。
Aちゃんはボール出し、お願い」
「はい、わかりました」
なんにも気にしないようにして、私は山菜さんの指示通りサッカーボールのある建物の鍵を受け取ると、そのまま向かおうとしました。
ですがその直前、山菜さんは少しだけ声を潜ませて
「ちゃんと、見せてあげてね」
なんて言うのです。
「……はい？」
「ううん、なんでもない」
意味深な発言に私は足を止めて振り返りますが、山菜さんはﾆｺﾆｺ手を振るだけで、何もわからないままでした。
その言葉の意味を理解するのは、私がボールの沢山入ったカゴをグラウンドに持って来た時でした。
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みかん - もし違うものを書く機会があればキャラ使ってくださいこれからも応援します！! (2019年7月6日 4時) (
レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - わかりました最終回向けて頑張ってください (2019年7月6日 4時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - みかんさん» 申し訳ございません、現在この小説は終わりに向けてストーリーを進めていますので、そんな中新キャラを追加してしまうとただでさえお話が長く続いているのに更に長くなってしまうと思うので……今回はお断りさせていただきます (2019年7月5日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - あと設定で鬼道さんに片思いしているのでお願いしますもし使ってくださるのであれば (2019年6月30日 19時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 主人公いいな愛されてるなとしみじみ思いますわたしもキャラで出して欲しいです美咲という名前で主人公の唯一の女親友でよろしくお願いします (2019年6月30日 15時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
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