タイミングが良過ぎるのです ページ11
きっと不動さんからの返信が来たのでしょう。
よりによってこんなタイミングで。
不動さんから返信が来た時、いつもなら飛び上がる程嬉しいのですが、今は状況も状況なので素直に喜べない。
慌ててスマホを背後に隠すも、当然葵さん達も今のバイブ音が聞こえたので、すぐに「誰から？」「噂の彼氏か？」なんて盛り上がった。
「ち、ちょっと待って下さい…！流石に早とちりし過ぎでは？」
「でもA、さっきから連絡してるんだろ？
なら十中八九その返信じゃんか！」
「別に先程からは連絡はしてませんし…」
「……教えてくれない？」
「教えません」
「彼氏いる事は否定しないのな」
「うっ………」
……つくづく自分は誤魔化すのが苦手のようです。
これはもう喋らない方がいいんじゃないでしょうか、自分。
とりあえず返信内容を確認する為、そしてこの場から逃れる為。
一旦その場を離れて、1人部室の方へと向かいました。
途中何度もつけられていないか確認しながら、部室内に入り、最後にｷｮﾛｷｮﾛと辺りを見渡してﾎｯと一息つくと、私は自分のスマホの画面を覗き込んだ。
しかし、その画面には不動さんの文字は無く
代わりに意外な人物の名前が記されていた。
…………瞬木、隼人。
内容は簡単に『そっちは学校始まったか？』なんて。
瞬木君しいシンプルで無駄のない文章なのです。
私だったら文章の最後に顔文字かスタンプ送りますね。
まさかこのタイミングで瞬木君からメッセージが送られて来るとは……
普段はあまりこういうやり取りはしないのですが、たまーーに気紛れで唐突に彼はメッセージを送って来るのだから、毎回ビックリさせられるのです。
特に今回のは本当にビックリ致しました。
ええ、不覚にも驚かされてしまいましたよ。不覚にも。
不動さんからの返信を期待していた分、ちょっぴり残念な気分。
けれど、同時に少し安心したような気もします。
『とっくに始まってますよ。
そう言うのは1日前に送って欲しかったです』
とりあえず私はほんの少しの恨みも込めて、そうメッセージを送りました。
そうしたらすぐに返信が来て、『俺はカレンダーか』とツッコまれました。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「イナズマイレブン」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん - もし違うものを書く機会があればキャラ使ってくださいこれからも応援します！! (2019年7月6日 4時) (
レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - わかりました最終回向けて頑張ってください (2019年7月6日 4時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - みかんさん» 申し訳ございません、現在この小説は終わりに向けてストーリーを進めていますので、そんな中新キャラを追加してしまうとただでさえお話が長く続いているのに更に長くなってしまうと思うので……今回はお断りさせていただきます (2019年7月5日 1時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - あと設定で鬼道さんに片思いしているのでお願いしますもし使ってくださるのであれば (2019年6月30日 19時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 主人公いいな愛されてるなとしみじみ思いますわたしもキャラで出して欲しいです美咲という名前で主人公の唯一の女親友でよろしくお願いします (2019年6月30日 15時) (レス) id: 84f3235ae9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
