▼シュートチェイン ページ29
皆帆「なっ…？！」
バラン兄弟をマークしていた僕達は彼女を止める事が出来ず、逆に2人に邪魔されて身動きが取れなかった。
まさか、これが狙い…！？
この2人は囮だったと言うの？！
A「ごめんねぇ、井吹！決めさせてもらうよ！！」
井吹「させるかよ！」
遂にゴール前で1対1となり、井吹君は腰を落として構える。
だがその表情は何処か強ばっていた。
対してAは口角を上げて足を高く振り上げると
ボールを正面に蹴ってゴールに………
A「＿＿＿ま、決めるのは私じゃないんだケド」
シュートの体勢に入ったかと思われたが、それは罠だった。
次の瞬間、彼女はボールを蹴るフリをして1度空振り
そのまま踵でボールを後ろに蹴り上げた。
この光景はサザナーラで見覚えがある……
まだ攻略法を見つけていなかった時、彼女が後ろも見ずにバックパスをした時に似ている。
ただ、この時は後方を確認していたようで
ボールは剣城君の足元に落ち、彼はボールを受け取るとそのままシュート体勢に入った。
剣城「先制点は俺達が貰う！
『バイシクルソード！！』」
剣城君のロングシュートは真っ直ぐにゴールへと向かい、井吹君の表情がより一層険しくなった。
それでも彼はゴールを守ろうと構え、必殺技で迎え撃とうと腕を振り上げた。
A「今だ、リュゲル！ガンダレス！！」
井吹「…！？」
皆帆「えっ…！？」
剣城君の必殺技が放たれた直後だ。
僕と真名部君をマークしていた兄弟が一斉に走り出し、ボールを左右から追い掛け始めたのは。
Aはボールの軌道のド真ん中に佇み、兄弟達はボールを、そしてAを追い抜いた。
するとAは不意に指笛を鳴らし、グラウンドに甲高い音が鳴り響く。
直後に地面から5体のペンギンが突き出て来ると
丁度頭上を通過しようとしていた、剣城君が放ったボールを思い切り蹴りつけた。
A『皇帝ペンギン！』
『『2号！！』』
彼女が蹴った後、続けて兄弟2人に繋がれ
威力が上乗せされたシュートがペンギンと共にアースイレブンゴールを襲う。
アレは…シュートチェインだ……！！
Aは最初からこれが目的だったんだ！
井吹『ライジングスラッシュ！！』
見事な連携プレーに圧倒されるも、井吹君も負けじと必殺技で応戦する。
だが4人の力が合わさったシュートに為す術もなく
井吹君はゴールを許してしまった。
0-1
先制点は、向こうだ。
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＊IJu＊(プロフ) - 茉奈さん» コメントありがとうございます…！更新ノロノロでごめんなさい…orzでも楽しみにして下さっているようで作者は嬉しいですヽ(*´∀｀)ノこれからも更新、頑張ります〜！ (2020年1月25日 3時) (
レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
茉奈(プロフ) - 更新される度にずっと読んでます！これからも頑張ってください！！ (2020年1月23日 17時) (レス) id: a05c497ba0 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 茉奈さん» コメントありがとうございます！皆帆君好きに見つけてもらえて嬉しいです(*´∀｀)これからも更新頑張ります〜！ (2019年11月7日 14時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
茉奈(プロフ) - 皆帆君が好きでずっと小説読んでます！これからも更新頑張ってください！おうえんしてます！ (2019年11月6日 15時) (レス) id: 7f21591cb9 (このIDを非表示/違反報告)
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