▼訓練 ページ20
皆帆「……？」
思わず僕はﾊﾟﾁﾊﾟﾁと瞬きを繰り返す。
その行動には既視感があった。
呆気に取られた僕だったが、お兄さんの方からは特に反応が無く、何故か誇らしげだった。
そうして次はお兄さんの方が空を指差すと、弟さんと同じように叫んだ。
ﾘｭｹﾞﾙ「あそこにUFO！」
皆帆「……」
だが弟さんの方も反応は無く、2人は得意気に僕の方を見遣るが、対して僕は拍子抜けしてしまっていた。
……どうやら僕がラトニーク戦で披露した必殺技『あそこにUFO』にもう引っ掛からないぞとアピールしに来たようだった。
何度も何度も引っ掛かったから、相当悔しかったのだろう。
とは言ってもあんな子供だましに騙されるのは彼等ぐらいしかいないだろうけれど。
ﾘｭｹﾞﾙ「あれから俺達はなぁ！��UFO�瓩畔垢い討盒辰�ない訓練をして来たんだ！なぁ、ガンダレス？」
ｶﾞﾝﾀﾞﾚｽ「ああ、リュゲル兄！俺達もう引っ掛からないよな！」
彼等はこちらの方を見ながら得意気にそう話してくれたが、僕としては苦笑する他無かった。
まさか、あんな技の為に訓練をしていたとは……
どういった訓練なのか是非見てみたいものだね。
……まぁ、
皆帆「訓練なんかしなくても…普通は引っ掛からないものだけどね…」
あの2人、身体能力は凄いのに、頭はかなり残念なようだ。
A「あんのバカ共……」
なんて間の抜けたやり取りをしていると、ふとキャプテンの様子が気になった。
キャプテンは剣城君の事でまだ動揺しているみたいだ……ベンチで空野さん達がエールを送るが、キャプテンはいつものように反応せず、固く目を閉じた。
そのままキャプテンマークを強く握り締める。
彼は今、どんな想いでこの場所に立っているんだろう。
天馬「皆！行こう！！」
「「おう！！」」
目を開くと僕達の方を振り返り、僕らを鼓舞した。
その言葉に答えたものの、キャプテンの表情はいつにも増して強ばっているように見えた。
……気持ちは痛い程わかるよ、キャプテン。
仲間だった人が急に敵として僕達の前に立ちはだかっているんだもん。
仲間なのに何考えてんだろうって、思っちゃうよね。
本当に………彼女は、何を考えているんだろう。
ゴール前で腕組みをする彼女からは
その答えは導き出せなかった。
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＊IJu＊(プロフ) - 茉奈さん» コメントありがとうございます…！更新ノロノロでごめんなさい…orzでも楽しみにして下さっているようで作者は嬉しいですヽ(*´∀｀)ノこれからも更新、頑張ります〜！ (2020年1月25日 3時) (
レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
茉奈(プロフ) - 更新される度にずっと読んでます！これからも頑張ってください！！ (2020年1月23日 17時) (レス) id: a05c497ba0 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 茉奈さん» コメントありがとうございます！皆帆君好きに見つけてもらえて嬉しいです(*´∀｀)これからも更新頑張ります〜！ (2019年11月7日 14時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
茉奈(プロフ) - 皆帆君が好きでずっと小説読んでます！これからも更新頑張ってください！おうえんしてます！ (2019年11月6日 15時) (レス) id: 7f21591cb9 (このIDを非表示/違反報告)
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