▼闘ってみるか ページ2
剣城「……まだ煮え切っていないような顔をしてるな」
まだ和人の事で考え込んじゃっていたら、不意に剣城がそう言って横目で私を見遣る。
まさに絶賛優柔不断中なので私は思わず剣城から目をそらすと、剣城は「なら、」と言葉を続けた。
剣城「お前も闘ってみるか？アースイレブンと」
A「……えっ？」
闘う……？アースイレブン…と？
それって、つまり……和人達と？え？？
剣城の言葉に私は眉間にシワを寄せ剣城の方を見遣る。
だって意味がわからない。アースイレブンと闘うだなんて。
そんな私の反応に剣城は僅かに口角を上げると
更に驚くべき言葉を口にした。
剣城「明日の決勝戦、俺はファラム・オービアスの選手として出場する。
……お前も、一緒に闘ってくれないか？」
A「……………えっ？！」
……つまり剣城はアースイレブンにとって敵として明日の決勝戦に出るって事なんだ。
というかお前、ファラム・オービアスの人間じゃないだろ。
なんで敵側のチームの選手になっちゃってるのさ。
つかよく許可したな、ファラム・オービアス側も。
A「ち、ちょっと待って？なんでお前が敵側に？
つか、闘うって決勝戦の事だよね？本気…出して、皆と闘うの？
というか、なんで私まで……そりゃ、試合の時間は暇だろうけど……でも私もファラム・オービアスの人間じゃないし。
ファラム・オービアスの人間も裏切るって事、想定してないのかよ？
もしかして剣城入れたのって、あのララヤとかいう女の子じゃ……」
剣城「一気に話すな……答え切れない」
剣城の誘いには様々な疑問か思い浮かび、思わずまるで誰かさんのように矢継ぎ早に尋ねてしまった。
剣城は困ったように溜息を吐きながら私を窘め、私は口を閉じると、剣城は私から目を逸らして1つずつ私の質問に答えてくれた。
剣城「俺がファラム・オービアスの選手として闘うのは……頼まれたからだ。もちろん、闘うからには本気で行く」
A「頼まれたって……つか本気で行くっつーケド、相手はあの天馬達だよ？
自分達の星の命運が賭かってるし……何より、今まで一緒にいた奴らと闘うだなんて……」
きっと私だったら、揺らいでしまうかもしれない。
だって今まで味方だった奴らが敵になるんだ。
調子だって崩れるし、クセとかだって頭のいい和人達には見抜かれてる。
何より私には、皆に合わせる顔がない。
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＊IJu＊(プロフ) - 茉奈さん» コメントありがとうございます…！更新ノロノロでごめんなさい…orzでも楽しみにして下さっているようで作者は嬉しいですヽ(*´∀｀)ノこれからも更新、頑張ります〜！ (2020年1月25日 3時) (
レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
茉奈(プロフ) - 更新される度にずっと読んでます！これからも頑張ってください！！ (2020年1月23日 17時) (レス) id: a05c497ba0 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 茉奈さん» コメントありがとうございます！皆帆君好きに見つけてもらえて嬉しいです(*´∀｀)これからも更新頑張ります〜！ (2019年11月7日 14時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
茉奈(プロフ) - 皆帆君が好きでずっと小説読んでます！これからも更新頑張ってください！おうえんしてます！ (2019年11月6日 15時) (レス) id: 7f21591cb9 (このIDを非表示/違反報告)
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