彼女の疑心 ページ30
ディアンヌによって壊された窓をメリオダスは直しながらも、剣についての話は続く。
「オレが奪われた剣…
いま、あの
「…『常闇の棺』？」
「何それ？」
私が眉を顰めてゴウセル様を見ると
彼は丁寧に説明してくれた。
「古い伝承にあるものだ。
はるか昔、女神族・巨人族・妖精族
そして人間が力を合わせ、魔人族を封印した
「へ、へぇ…」
何か…御伽話染みた話だな。
つかまず魔人族ってただの伝説じゃ…
「疑ってるな」
「す、すまん…」
ゴウセル様に心を読まれ、咄嗟に謝る。
でもやっぱり、いまいち信じられない
「それでは…やはり、聖騎士は本当に魔人族を復活させようとしている…？」
「復活させて…お友達にでもなろうってか？」
「魔人族ってそんなにフレンドリーなのか？」
「流石にわからない」
「まさか、そんなわけが……」
「んじゃ、目的は何よ？」
−−−
「ねーねー、それじゃ団長の剣が奪われたってことは、その魔人族は復活しちゃったのかな？」
「うんにゃ、相当強い封印だからな。
解ける時は必ず何かしら前兆がある」
あ…良かった。
……とゆうか、本当に魔人族ってのはいるのか…？
本とかでしか見た事ないんだけど…
あんな気持ち悪いのいたら確かにヤバイよね、別の意味で。
「まだ信じてないのか」
「ご、ごめんなさい…」
つか、毎度思うんだけど、いきなり心を読まないでほしい。
「今度から控えよう」
「そーゆーのをやめてね」
その時、言葉では形容し難い凄まじい音が響いた。
地響きのような、なんかもう、凄い音。
音のする方を向くと、そこには苦しそうにもがく豚野郎。
「前兆が…
前兆が来たぁああ！！」
「ウ○コかよ♪」
…そーいやこの豚野郎、話してる間ずーーっと何か食ってたからなぁ…
食い過ぎなんじゃねぇの？
とりあえず心の中で嗤っておこう。
「ホークちゃん、だ…大丈夫？」
「封印を解きにいかねば…！！」
優しい王女様は豚野郎の背中を押してやり、扉に向かう。
ああ、王女様可哀想…
「そういや…はうっ！
なんであいつらは剣と一緒に…はう！
エリザベスちゃんを狙ってるんだろうな？」
「いいからさっさと行けよ…」
苦しんでと尚話を続ける豚野郎。
私は呆れ、ついボヤく。
「封印を解く最後の鍵だからよ…」
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＊IJu＊(プロフ) - ユキヤさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けているようで嬉しいです^^名前についてはどちらも変更可能ですので、そちらで御自身のお好きな名前に変えて頂ければ……！ (2022年9月10日 18時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヤ - 名前が一緒でめっちゃ読みにくいけどめっちゃおもろい今日このごろ (2022年9月10日 12時) (レス) id: 30a2e3b099 (このIDを非表示/違反報告)
銀来(プロフ) - そうなんですか．．．まぁ、アニメキャラはみんな可愛いです。機会があったら調べてみますね♪ (2015年8月13日 21時) (レス) id: 578c57ad6f (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 銀来さん» いえ、好葉というキャラクターがいるんですよ…紛らわしくてすみませんorz 因みにマギはあまりわかりません、ごめんなさいorz (2015年8月13日 13時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
銀来(プロフ) - 好葉→紅覇ですか？えっと、要するに、マギ好きですか！？ (2015年8月12日 16時) (レス) id: 6789b7c894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年3月23日 19時
