妖精王の失態 ページ19
「………え…？」
唐突の突飛なお願いに、オイラは戸惑った。
「わ…忘れる？
忘れる、って……リラが“
「いや、Aが“
「………ハイ？」
Aが…？
どうして、ここでAが出て来るの…？
………って、
「や、やっぱりAも“
「ああ、確かに一度だけ使ってた」
良かった…やっぱみんなが忘れてるだけか…
一度だけだったけど、Aは使ってたもん。
それもみんなの前で。
……あれ？
ゴウセル、さっき否定してなかったっけ？
「でも、どうしていきなり忘れろなんて言うのさ？
そんな事言われても、そんなすぐには忘れられるわけが…」
「だったら、俺が手伝ってやる」
ゴウセルがそう言った瞬間、彼は双弓ハーリットを取り出し、
狙いを、オイラに定めた。
「なっ……！？」
これには流石に驚き、オイラは反射的に
……って、そういえばバンに取られてた…！
「今の“彼女”は俺にとってとても都合がいい。
このまま俺は“彼女”のそばにいてやりたいんだ」
ゴウセルは無表情で淡々と語り始める。
その間にも何とか
くそっ……バンのバカっ…！！
放せっ！！早くっ！！！
「だが、今回のケースは誤算だった。
その誤算により、彼女はより“彼女”に近付いてしまう。
それを防ぐには、まず『思い出させない』事が重要。
よって、“彼女”に関する記憶を断片的に消す」
ゴウセルは長々とよくわからない言葉を並べる。
きっと丁寧に説明してくれているのだろうけど、今のオイラにとってそれは恐怖心を煽り、焦らせる。
「安心しろ、断片的と言ってもAが“
「…どうして…？」
此方を真っ直ぐに見添える無機質な瞳の圧力に耐え、オイラは意を決して彼に尋ねた。
すると、ゴウセルは首を傾げ、暫くの沈黙の後、
「…俺は“彼女”に興味があるからだ」
オイラの頭部に、光の矢が突き刺さった。
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＊IJu＊(プロフ) - ユキヤさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けているようで嬉しいです^^名前についてはどちらも変更可能ですので、そちらで御自身のお好きな名前に変えて頂ければ……！ (2022年9月10日 18時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
ユキヤ - 名前が一緒でめっちゃ読みにくいけどめっちゃおもろい今日このごろ (2022年9月10日 12時) (レス) id: 30a2e3b099 (このIDを非表示/違反報告)
銀来(プロフ) - そうなんですか．．．まぁ、アニメキャラはみんな可愛いです。機会があったら調べてみますね♪ (2015年8月13日 21時) (レス) id: 578c57ad6f (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 銀来さん» いえ、好葉というキャラクターがいるんですよ…紛らわしくてすみませんorz 因みにマギはあまりわかりません、ごめんなさいorz (2015年8月13日 13時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
銀来(プロフ) - 好葉→紅覇ですか？えっと、要するに、マギ好きですか！？ (2015年8月12日 16時) (レス) id: 6789b7c894 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年3月23日 19時
