#一望 ページ9
瞬木「……!」
瞬「そーなの?みたいみたーーい!!」
雄太「へ、へー……」
今乗ってる観覧車の話をしたら、3人はそれぞれ別々の反応を示した。
瞬くんは純粋に興味を持ってくれたみたいだけど……うーん、雄太くんとはー君はそんなに、かも?
まぁ、観覧車ってゆっくり上ってゆっくり下りるからね。あんまり面白みを感じないのかも。
でも此処の観覧車、ライトアップされるととっても綺麗でロマンチックだって有名なんだよ。
……そう、ロマンチックで……
A「……」
瞬「Aねーちゃん?」
A「あっ……なに?どうしたの?」
瞬「Aねーちゃん、ボーッとしてたよ?どうしたの?」
雄太「……」
瞬木「……」
ちょっと考え事していたら、ぼんやりしていたみたい。
はー君と雄太くんからの視線も刺さり、私は首を横に振ると「何でもない」と誤魔化した。
そんな話をしている内に観覧車は随分上まで来たようだった。
瞬くんがいち早くそれに気付き、窓に駆け寄ったのを見て雄太くんも続いて窓の方へ向かった。
「「うわぁ〜〜〜!!」」
瞬「すっご〜〜い!!イナズマランドがぜんぶみえるよ!」
雄太「すっごく高い……」
瞬木「へぇ……意外と昼でも景色いいじゃん」
まだ頂上ではないが、それでも十分イナズマランドを一望でき、瞬くんも雄太くんも目を見開いて楽しそうに眺めていた。
はー君も感心するような声をあげ、窓から外を見遣る。楽しそうな3人の背中を見ているの、何だか嬉しくて1人で笑ってしまっていた。
瞬「あっ!みてみて!!あそこにキャプテンのひと、いるよ!」
A「あ、ほんとだ!キャプテンだ!雷門の人達と回ってる〜!」
雄太「あっちにも人いるよ!えぇっと……
……さっき、会った人達……」
A「えっと……浜野くん達、かな?」
瞬「あそこのエリア、まだいってないよね?あそこってどんなところなんだろう……?カイゾクっぽいけど……」
瞬木「じゃ、次はそこ行くか」
観覧車からの眺めを楽しんでいたけれど、段々視線が下へ下り、気付けば誰が何処にいるのか皆で探していた。
上から人を探すなんて中々ないもんね。
それに今は貸切中だから、園内にいる皆、知り合いだもん。
次の目的地も決まったし、それから私達は暫く、誰が何処にいるのか報告し合っていた。
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*IJu*(プロフ) - ??ただのアニメ好き★さん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけているようで作者、嬉しいです( ´ ` *) (10月20日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
??ただのアニメ好き★(プロフ) - 今丁度アニメの見返していたのでとっても面白いです! (10月11日 18時) (レス) @page12 id: 6d7c7ed371 (このIDを非表示/違反報告)
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