#不機嫌 ページ4
結局、軽くご飯食べようってなって、私と雄太くんも再びメニュー表を見遣り、注文する。
そうして少し早いけど昼食にした。
その時にさっきのからくり屋敷の中であった事をお互いに話した。
2人はどうやらあの後、井吹くんと九坂くんと合流し、一緒に回ったみたい。
ただ、はー君が言うようにアホ……じゃなくって。
ちょっと、頭の回転がよろしくない2人だったみたいで。そのせいで迷路の中をぐるぐる回ってしまったらしい。
瞬くんが疲れているのはそのせいだね。
雄太「……俺達、兄ちゃんとはぐれて良かったかも」
A「確かに。いっぱい歩かされる所だったね」
瞬木「お前ら、他人事だからって……」
瞬「あの迷路、もう行きたくない……」
2人とも疲れてたみたいだから、ゆっくり食事を楽しんで、最後にデザートも頼んで。
そうしてデザートを楽しみながら、次の行き先を皆で決める。
A「さっきね、浜野くん達が言ってたんだけど……」
瞬木「……」
A「……?どうしたの、はー君?」
マップを見ながら、ふと浜野くん達の話を思い出してはー君に話したんだけど……途端にはー君の眉間にシワが寄る。
明らかに不機嫌そうな顔だ。
でも何がそうさせるのか分からなくって、私は首を傾げると、はー君は訝しげな顔をして私に尋ねた。
瞬木「浜野、って……確か雷門の……」
A「あ……うん!雷門の!えぇっと……元気な人!」
瞬木「やっぱアイツか……」
どうやら浜野くんについて引っ掛かってたみたい。
そう言えば浜野くんにグイグイ話し掛けられてた時、はー君迷惑そうにしてたなぁ……
はー君、浜野くんの事苦手なのかも。
瞬木「ソイツがなんか言ってたのか?」
A「浜野くん達が言うにはね、このエリアに縁日みたいな場所があるみたいなの」
瞬木「ふぅん……他は?」
A「えっ…?他?えっ…と……」
正直に答えたんだけど、更に答えを求められてしまって。私は思わず狼狽える。
他、って言われても……特に何にも言われてないんだけどな……何て答えれば良いんだろう?
76人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
*IJu*(プロフ) - ??ただのアニメ好き★さん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけているようで作者、嬉しいです( ´ ` *) (10月20日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
??ただのアニメ好き★(プロフ) - 今丁度アニメの見返していたのでとっても面白いです! (10月11日 18時) (レス) @page12 id: 6d7c7ed371 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ