▼恐れ ページ50
〜皆帆〜
黒岩「では、これからイナズマジャパンの精鋭による華麗なシュートをご覧にいれましょう」
観客の歓声を受け、監督はマイクを持って言葉を続けた。
黒岩「無論、選手達には軽いウォーミングアップでしかなりませんが、どうかこれを期に選手達の顔を覚えて下さい。
そして、彼らの今の姿をその目に焼き付けて、思い出してやって下さい。
彼らは、日本の誇りなのですから」
監督の挨拶が終わると一気に歓声が高まる。
皆帆「なるほど、そういうことか」
野咲「そういうこと、って？」
真名部「こんな大観衆の中、キーパーも無しにPKでゴールを外すなんて、あり得ないってことですよ」
なかなか監督も考えたものだ。
おかげでプレッシャーで押し潰されそうだよ。
水川「では、最初の選手お願いします。」
マネージャーの水川さんの指示で、鉄角君が手をあげ、ボールを受け取る。
きっと彼は外してくれるはずさ。
−−−−−
予想外だ。
五回目、鉄角君の蹴ったボールは真っ直ぐゴールに突き刺さった。
つまり、ゴールに入れたってこと。
四回目まで全て外していたのに、どうしてかわからない。
しかもその後も、皆次々のゴールに入れた。
もちろん、僕も入れたさ。
でも、何故そうしたかはまだ曖昧だ。
沢山の人の目が向いている事によるプレッシャーに負けたのか
はたまた違う理由で入れてしまったのか…
水川「次、お願いします」
そして最後の試験挑戦者
Aがボールを受け取って前に出た。
その表情はとても堅く、眉を寄せて一見不機嫌に見えるけど
僕には何かに怯えているようにしか見えなかった。
野咲「A…怒ってる？」
真名部「それもそうでしょう。
僕だって、若干不機嫌です」
野咲「あんたのは捻くれてんのよ」
真名部君はムッとした表情になりながらも、Aの方を見た。
水川「最後になりました。MF、灰…」
A「うらぁああっ！！」
水川さんの紹介を遮り、Aはボールを思いっきり蹴った。
ボールは物凄い威力を帯びて、ゴールネットを突き破った。
スタジアムは一瞬の静寂ののちに大歓声が沸き起こった。
野咲「凄い…」
久坂「なんだよ今の…」
Aは肩を揺らしながら戻ってきた。
その表情は、先ほどより少しだけゆるくなっていた。
皆帆「A凄いね。あんなシュートが打てるだなんて」
僕は微笑んで話しかけたが
彼女は僕を一瞬だけ見るとすぐに目をそらした。
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ルナストーン(プロフ) - 分かりました。そういえば灰凪（であってますか？）さんはまだ心を開いてませんでしたね…完全に忘れてました… (2020年10月11日 17時) (
レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» それだと夢主ちゃんの性格的に素直過ぎる気が……()この時夢主ちゃんはまだそこまで心は開いてないと思うので……うーん、日本語って難しい……とりあえず文章ちょっと自分なりに直してみますね…！ (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» そうですかーならば（？）ー仕方ないですねーｱﾊﾊー（棒）（「忘れないでおこ」にしてみては…？） (2020年10月11日 17時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» 少なくとも自分はその2パターンが浮かんだので。でも結構前の文章なので多分何も考えてないです(遠い目 (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» おそらく「すぐ忘れるやつじゃんw」ってツッコまれるのと「忘れなければずっと覚えてるんだね」って風に読者で解釈してもらうやつだと思います……大分前に書いた文章なので確証はありませんが。 (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
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