▼刑事さん ページ43
結果
言うまでもなく、Aの勝利。
しかも、彼女は新たに最高スコアを更新した。
そばで見ていたけれど、やはりAのテクニックは凄かった。
最早彼女の能力と言えよう。
確実に頭を狙い撃ち、敵に攻撃させない。
そのおかげで点数が上がる事はあっても下がる事は無く、全てのゾンビを撃ち抜いた。
やはり、彼女の撃ち方を見てもわからなかった。
どう撃てばああなるのか、理解出来ない。
A「……私の勝ちだ。ごめんね、キャプテン」
Aは申し訳なさそうに苦笑すると、コントローラーを置く。
キャプテンもコントローラーを置くと、苦笑して「ううん」と首を振った。
天馬「A、射的ゲーム得意なの？」
A「ん…まぁね。好きだし」
天馬「そっか…」
A「……」
気不味い空気が二人を覆い、黙り込む。
それから少し経って、キャプテンが「じゃあね」と言って去って行った。
その背中を見ながら、僕は口を開く。
皆帆「随分とエグい事をするんだね」
A「…そんなに私酷かったか？」
皆帆「新たに最高得点を叩き出したからね。
それなりに本気出してたんじゃないの？」
A「……」
Aは目をそらし、黙り込む。
否定はしないんだ。
A「だってさ、運動って面倒だし…
かったるいからやりたくないんだよねぇ」
皆帆「その気持ち、わからなくもないよ？
口には決して出さないけれど」
A「だろーな」
Aは近くのベンチに腰を下ろす。
僕はそのすぐそばの壁に背中を預け、ため息を吐く彼女を見つめる。
皆帆「でもキャプテンって凄いよね？
わざわざ探しに来るだなんてさ」
A「ああ。びっくりしたよ」
確かに、あの時のAは表情は凄く驚いていた。
あんなに驚く事ではないと思うけど。
A「お前はともかく…私の事なんて、放っておいてくれればいいのに」
Aはそう呟くと項垂れる。
皆帆「そんな言い方はないんじゃないかな？」
A「自分に言ってるんだから、いいじゃん」
「それに、」とAは足を組み、膝に肘を乗せて頬杖をついた。
A「…なんか、刑事さんみたいだったし」
皆帆「刑事？」
確かに、周りに聞き込みをしているところは、ぽいと言えばぽいかもしれない。
A「そ、刑事さん。あんまり良い印象ないんだよね〜
私嫌いだわ、刑事さん」
そう言うAの表情は何処か寂し気で
だけど、不安も少し含まれているような気がした。
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ルナストーン(プロフ) - 分かりました。そういえば灰凪（であってますか？）さんはまだ心を開いてませんでしたね…完全に忘れてました… (2020年10月11日 17時) (
レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» それだと夢主ちゃんの性格的に素直過ぎる気が……()この時夢主ちゃんはまだそこまで心は開いてないと思うので……うーん、日本語って難しい……とりあえず文章ちょっと自分なりに直してみますね…！ (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» そうですかーならば（？）ー仕方ないですねーｱﾊﾊー（棒）（「忘れないでおこ」にしてみては…？） (2020年10月11日 17時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» 少なくとも自分はその2パターンが浮かんだので。でも結構前の文章なので多分何も考えてないです(遠い目 (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» おそらく「すぐ忘れるやつじゃんw」ってツッコまれるのと「忘れなければずっと覚えてるんだね」って風に読者で解釈してもらうやつだと思います……大分前に書いた文章なので確証はありませんが。 (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
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