▼第二ラウンド 〜皆帆〜 ページ42
A「おー、得点上がったな」
僕のスコアを見てAは棒読みでそう言った。
皆帆「興味なさそうだね」
A「ああ、無い」
はっきり言うのはいいのだけど
彼女の場合ははっきりし過ぎだ。
もうちょっと、わざとらしくでもいいから返事を濁したり出来ないのかな？
A「私の上いくスコアしか興味無いね」
皆帆「あの得点はそうそう出ないと思うけど？」
A「当たり前だ。なんてったってランキング1位に入ったもんな」
Aは得意気に鼻で笑う。
あぁ、だからさっき名前を入力してたんだね。
皆帆「Aは凄いね。ぜひ今度コツを聞きたいよ」
A「今度、と言わず今からでもいいけどね」
Aはそう言ってコントローラーを握ってみせた。
皆帆「本当かい？でも、君もプレイしてどうやって僕に教えるんだい？」
A「私の撃ち方を見ればいいの。
あんた、観察得意なんでしょ？」
得意、と言うよりは趣味みたいなものなのだけれど
流石に敵を撃ちながらAの撃ち方を観察するのは難しいと思う。
皆帆「でもやっぱり、一つひとつ丁寧に教えてほしいな」
A「面倒」
皆帆「説明が苦手、とかじゃなくて？」
A「め…面倒なのっ」
Aは僕から顔をそらす。
彼女は説明が苦手なようだ。
「あ…！皆帆！A！」
その時、僕達を呼ぶ声がゲームの音に交じって聞こえた。
その声の主は此方に駆け寄り、微笑んだ。
A「キャプテン…！どうして、此処に？」
天馬「二人が此処に入って行ったって聞いたから…！」
キャプテンは苦笑して僕とAを見る。
わざわざ聞き込みをして僕達を見つけたんだ。
キャプテンは凄いね。
A「い、いや…どうして私達を探してたの？」
Aがそう聞くと、キャプテンは急に真剣な顔付きになった。
天馬「あのさ…二人とも、練習に来ない、かな？」
A「練習…？」
なるほどね。
契約のせいで皆が練習に来ないから、キャプテンがこうやって探してるんだ。
皆帆「残念だけど、僕はサッカーに興味はないよ」
僕ははっきりとそう告げた。
そうしないとキャプテンの性格から察して、粘り強く声をかけられそうだからね。
天馬「そう…」
キャプテンは残念そうに俯くと、Aに視線を向ける。
天馬「Aは？」
A「そうだなぁ…」
…Aは少し考える素振りを見せてから、ニヤッと怪しく笑った。
A「私に勝ったら、参加するよ」
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ルナストーン(プロフ) - 分かりました。そういえば灰凪（であってますか？）さんはまだ心を開いてませんでしたね…完全に忘れてました… (2020年10月11日 17時) (
レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» それだと夢主ちゃんの性格的に素直過ぎる気が……()この時夢主ちゃんはまだそこまで心は開いてないと思うので……うーん、日本語って難しい……とりあえず文章ちょっと自分なりに直してみますね…！ (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» そうですかーならば（？）ー仕方ないですねーｱﾊﾊー（棒）（「忘れないでおこ」にしてみては…？） (2020年10月11日 17時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» 少なくとも自分はその2パターンが浮かんだので。でも結構前の文章なので多分何も考えてないです(遠い目 (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» おそらく「すぐ忘れるやつじゃんw」ってツッコまれるのと「忘れなければずっと覚えてるんだね」って風に読者で解釈してもらうやつだと思います……大分前に書いた文章なので確証はありませんが。 (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
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