▼射的ゲーム ページ38
〜皆帆〜
お台場を出て、また住宅街をさらに進んだ所に商店街があり
その商店街の裏道を通り、突き当たりを右に曲がると真新しいゲームセンターが建っていた。
皆帆「…ここかい？」
聞くがイヤホンで耳を塞がれていて聞こえないのか、彼女は僕の問いを無視して中に入って行った。
僕もそのすぐ後ろをついて行く。
ゲームセンター内は騒がしく、少しレトロなゲームから、最新のリズムゲームまで様々なジャンルのゲームが並んでいた。
あまりゲームセンターに行くことのない僕にとっては全てが新鮮に見えた。
しかしAはゲーム機の間の通路を慣れたように大股で歩いていく。
僕は彼女の後ろを小走りでついて行く。
彼女はせっかちだ。
A「…」
だけど、彼女はさっきから此方の事を気にしているようにも見える。
チラチラと僕の方を振り返ったり、距離が空くと少しの間だけ立ち止まってくれていたり。
心遣いは嬉しいが、もっと別の所で発揮してもらいたい。
A「ん……此処」
Aはイヤホンを外し、一つの射的ゲーム機を指差した。
皆帆「此処が…僕の罪が洗われる場所？」
A「そうだ。まぁ、どうせ無理だろうけど」
どういう事だろうか？
A「ま、簡単に言えば私と勝負するんだ。これで」
Aはゲーム機の銃型のコントローラーを持ち、銃口を僕に向けた。
その姿はとても様になっている。
皆帆「勝負？」
A「あぁ。このゲームは単純にゾンビを撃ちまくってスコアを出すゲームなんだ。
私、これ大好き」
クスリと微笑み、Aは一旦コントローラーを元の場所に戻した。
なるほど、つまりこれで勝てば許してもらえるって事だね。
射的ゲームは初めてやるけれど、結構面白そうだ。
A「…やる？」
皆帆「もちろん、やるさ」
僕は二つ返事で受けて立った。
Aは「勝負は見えてるけどね」と言って、僕にコントローラーを渡す。
A「ルールはさっきも行った通り、ただ出てくるゾンビを撃つだけだ。
倒したゾンビの数だけスコアが上がる。
ただ、攻撃を食らうとスコアがマイナス100。
途中、便利なアイテムとかも出てくるから取っておくといいよ」
皆帆「要はゾンビを沢山撃てばいいんだね？」
A「そゆこと」
Aは100円玉を二枚入れ、ボタンを押す。
皆帆「あれ？僕お金…」
A「いいよ。私が誘ったんだし」
Aはコントローラーを握って構える。
どんな勝負になるのか楽しみだ。
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ルナストーン(プロフ) - 分かりました。そういえば灰凪（であってますか？）さんはまだ心を開いてませんでしたね…完全に忘れてました… (2020年10月11日 17時) (
レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» それだと夢主ちゃんの性格的に素直過ぎる気が……()この時夢主ちゃんはまだそこまで心は開いてないと思うので……うーん、日本語って難しい……とりあえず文章ちょっと自分なりに直してみますね…！ (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - ＊IJu＊さん» そうですかーならば（？）ー仕方ないですねーｱﾊﾊー（棒）（「忘れないでおこ」にしてみては…？） (2020年10月11日 17時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» 少なくとも自分はその2パターンが浮かんだので。でも結構前の文章なので多分何も考えてないです(遠い目 (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» おそらく「すぐ忘れるやつじゃんw」ってツッコまれるのと「忘れなければずっと覚えてるんだね」って風に読者で解釈してもらうやつだと思います……大分前に書いた文章なので確証はありませんが。 (2020年10月11日 17時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
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