イナビカリ修練場 ページ41
「今日、河川敷で雷門中が練習してなかったの。
多分、偵察隊のせいよ。アイツら……」
「偵察隊？」
「雷門中って結構有名なのよ？10人にも満たない弱小チームが、短期間でFFに出場できるぐらいの急成長したんですもの」
「……随分と詳しいな」
「べ……別に、フツーよ。この辺じゃ有名ですもの。
それで、この間から偵察隊が偵察に来てるのよ。
おかげで必殺技の練習も出来ないみたいで……こっちの楽しみも奪われるし。腹立つったらありゃしないわ」
「店の手伝いサボって雷門の練習を見るのはそんなに楽しいのか？」
「いちいち茶々入れないと気が済まないのかクソジジイ？？」
そんなやり取りをしていると、不意に店の扉が開かれた。
そちらを見遣るとそこには円堂、染岡、風丸が立っており、Aはいつも通り「らっしゃっせー」と声を掛けてから、3人がやけに元気がない事に気付いた。
いつもなら部活後でも元気いっぱいで、そのままの勢いでまたサッカーしに行ってしまいそうなのに。
フラフラと席につくや否や、糸が切れた人形のように崩れ、Aは戸惑いのあまりお冷を出すのも忘れて心配そうな顔で尋ねた。
「あ、アンタ達どうしたの……？な、なんでそんな疲れてるの？なんかあった？」
「どうしたもこうしたもねェよ……」
「つっっかれた〜〜……」
「とりあえず、俺味噌ラーメン……大盛りで」
「俺も……」
「俺は餃子のセット……」
「えぇ……」
酷くくたびれた様子で注文する3人にAは思わず響木と顔を見合わせる。
とりあえずお腹を空かせているようなので、Aもすぐ厨房に入って、気持ち急ぎ目に注文された物を作った。
−−−
「イナビカリ修練場？」
注文された物を作っている間、Aはいつも通り3人から話を聞いた。
その話によると、どうやら今日は『イナビカリ修練場』という所で特訓していたらしい。
そこは雷門中敷地内地下にある秘密の修練場で、あの伝説のイナズマイレブンも使用していたらしい。
夏未がそこをリフォームし、必殺技の特訓場として使わせてもらっているらしかった。
「あぁ！そこなら偵察隊の目を気にせず、特訓出来るからな！」
「それは良い事なんだケド……って事は、そこで特訓したからさっきぶっ倒れそうになってたって事？どんだけハードな特訓してたのよ」
「は、はは……」
「……聞かない方がいい」
「逆に気になる言い方すんな、言え」
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真昼 - 久しぶりに見て見ました。更新されていて、嬉しかったです\(//∇//)\ (2023年1月15日 0時) (
レス) @page34 id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます！いずれ絡ませたいとは思っていますが、いつになるのかはごめんなさい、作者も分かりません……基本無計画なので(殴)更新も遅いですが、でもゆっくりでも頑張りますー！ (2022年10月10日 16時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 更新頑張ってください (2022年10月10日 14時) (レス) @page17 id: e325fc5c3e (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 帝国キャラと女主が関わってほしいです。 (2022年10月10日 14時) (レス) @page17 id: e325fc5c3e (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ちゃんちゃんさん» コメントありがとうございます！恐縮です…それだけ楽しんで頂けているようで作者、感無量です…！！ありがとうございます！ (2022年9月20日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
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