ドコカラ ページ35
「そう言えば……隼総くんのファンクラブの事なんだけど、」
「入ってないわヨ！！」
「う、うん…それはわかったよ、わかってるから」
食事も済み、昼休みもまだ少し残っていたので
皆帆は彼女に話を聞こうとしたら、途端に遮られる。
そのあまりの速さに皆帆は思わず目を白黒させたが
彼女とファンクラブについて話したいのではないのでそこは否定すると、Aはきょとんとした顔をしてから、思い出したかのように態度を改めて「なぁに？」と首を傾げた。
「春梨さんはファンクラブの存在は知っていたんだよね？それってどうやって知ったの？誰かから聞いたとか？」
「…えぇっと、そういう話を耳にした事があるの。
『1年生の子のファンクラブがある』って」
「噂話程度…って感じかな？」
「えぇ、実際にあるかは半信半疑だったけれど……
皆帆くんのその様子だと、存在しているようね？」
「うん、実際にあるみたいだよ」
「へぇ〜…」と興味深そうに話を聞くAだが、皆帆には何処かわざとらしく見える。
というのも彼女はきっと隼総のファンクラブについては元々知っているだろうから、皆帆にはそう見えるんだろう。
だが彼女の話ではファンクラブは�牘熟団�度�瓩砲藁�れているらしい。
そうだとすると、ファンクラブを探すのはそう時間が掛からないかもしらないと皆帆は思った。
「因みに入ってる子とかって知ってる？」
「さぁ……それはわからないわ。
何せ私はなぁんにも知らないんだもの」
「何にも、ねぇ……？」
「……ほ、本当に何も知らないわヨ？」
わかりやすく声を裏返すA。
皆帆は内心ｸｽﾘと笑ってしまう。
丁度そのタイミングでチャイムが鳴ってしまい、2人は同時に立ち上がる。
別れ際、また昼食を一緒に食べる約束をしてから
2人はそれぞれの教室に戻った。
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＊IJu＊(プロフ) - 偽薬さん» こんにちは！まさか偽薬さんからコメントを…！ありがとうございます！自分が書くとどうしても長編になってしまうので、短編が書ける偽薬さんが逆に羨ましいです…(笑)応援ありがとうございます！偽薬さんも自分のペースで作品作り頑張って下さい！ (2021年11月23日 1時) (
レス) @page43 id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
偽薬(プロフ) - こんにちは、偽薬です。地の文と会話文のテンポが良く、ストーリーの深め方も魅力的でした！ 長編書けるのとても羨ましいです……応援しています！ (2021年11月22日 23時) (レス) @page2 id: 21f878ceea (このIDを非表示/違反報告)
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