#やっぱり兄弟 ページ48
A「で、でも……お邪魔だったりしない？
折角3人で仲良く回ってるのに……」
倉間「寧ろ来て欲しい。このバカ見張らなきゃならねーし」
浜野「…え？なんでそれで俺のこと見るの？」
速水「浜野くんはさっきから目を離すとすぐいなくなるんですから……人がいないから簡単に見つけられていますけど、通常営業だったら間違いなく迷子ですからね」
A「あ、あはは……」
……どうやら浜野くん、結構自由な人みたい。
これは貸切にして正解だったかも。
でも当の本人はまるで悪びれる様子もなく笑うだけなので、反省の色はないみたい。
一緒に回るとしたら、バタバタしちゃいそうだなぁ……
だけどアースイレブンの皆とはまた違う人達と回るのって新鮮だから、ちょっと興味はある…かも？
浜野「まーまー、一緒に楽しもーよ？
テーマパーク貸切とか滅多にない体験だしさ！
それに男ばっかでむさ苦しいと思ってたんだよね〜」
雄太「っ…？！」
倉間「悪かったな、むさ苦しくて」
A「えぇっと……」
とはいえ、私1人じゃ決められない。
だってこっちには雄太くんもいるんだもの。
だから私は雄太くんにも聞いてみようと視線を雄太くんに移した。
雄太くんは何故か3人……特に浜野くんを睨む様に見上げていたが、丁度私が見遣ったタイミングでおもむろにサーベルの鞘を掴む。
そうして、そこから一気にオモチャのサーベルを引き抜いた。
雄太「＿＿＿＿ダメっ！！」
抜いたサーベルを浜野くんに向け、私の前に立つ雄太くん。
唐突の事に私も3人も驚いてしまい、私達の視線は雄太くんに釘付けになる。
雄太「A姉ちゃんは！誰にも！渡さない！」
A「ど、どうしちゃったの、雄太くん…？！」
浜野「ま、まーまー！何もキミは連れて行かない、なんてイジワル言ってるんじゃないよ？一緒に連れてくからさ！皆で楽しも〜！」
雄太「ヤダ！絶っっっ対行かない…！！
A姉ちゃんも連れて行かせないっ！！」
浜野「えぇ〜……？どゆこと？」
まるで敵と対峙したかのように、ｷｯと3人を睨み付けながら必死に抵抗する雄太くん。
浜野くんは困惑の表情を浮かべるが
対して速水くんと倉間くんは何処か納得したような顔をして、2人は顔を見合わせた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 76人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
＊IJu＊(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます！喜んでもらえてこちらも嬉しい限りです^^変わらず楽しんで頂けるように更新頑張りますので、よろしければのんびり楽しみにして頂けると嬉しいです…！ (2021年9月24日 0時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - まさかこのシリーズの番外編が見られるなんて...!大好きだったので続きが見られて本当に嬉しいです（ ; ; ） (2021年9月22日 16時) (レス) @page5 id: fc0cc8c897 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 星猫さん» 初めまして！コメントありがとうございます！楽しんでいただけているようでよかったですー！ (2021年9月10日 1時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月9日 7時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
