#無理はしないで ページ17
その噂のジェットコースターと言うのは、寄れば寄る程その高さに驚いてしまう。
遠くから見ても高いなとは思ってたけれど……
いやーホントに高ぇの。
あんな高さから猛スピードで落ちるんだろ？
確かに真名部の顔色が悪くなるのもわかる気がした。
とは言え、こういうのは乗った事ないし、もう列に並んじまったし。
後戻りも出来ない状況だから、そこん所は何も言わなかったけど。
A「あれ、鉄門くんも乗るんだ。意外…」
皆帆「キミはこういうの苦手だと思ってたんだけれど」
鉄門「ハハハ……座名九郎が気に入ったようでな。
これでもう3回目だ……」
A「そ、そんなに…？」
園内は貸切なので、当然並んでるヤツも知り合いしかおらず、俺達より前に並んでいた鉄門は更に前に並んでいる人との話に夢中になっている座名九郎に聞かれないよう、小声でそう話した。
元々こういう系は苦手なのに…3回も付き合わされてるのか。つか座名九郎ってそういうの好きなのな。
しかも座名九郎も衣装着てるし。
アレは……海賊？
俺達と似てる衣装だった。
瞬木「(デカい分、迫力がある……船長みたい)」
瞬「お兄さん大丈夫？ポップコーンいる…？」
鉄門「いや……乗る前に食べちまったら……な？
吐きそうだから……遠慮するよ。でもありがとな」
A「あんまり無理しないでね…？
気分が悪くなったら言ってね！休める場所があるから！案内するから！」
鉄門「いや、わざわざ気遣われる程でもねーよ。
ホントにヤバかったら、ちゃんとその辺で休むって」
真名部「…本当に大丈夫ですか…？」
顔色から大丈夫じゃなさそうだが、本人は大丈夫と言い張った。
やや不安ではあるが、まぁ本人が言うんだし。
吐いて座席汚さなければいいやって感じ。
そうこうしている内に順番が回り、列が進んでいったが、丁度鉄門達で列が途切れた。
前の人達がキャストに案内され、順番に席を決められて乗り物に乗り込んでいく。
……となると、俺達が1番前か。
青い顔した鉄門と座名九郎は最後尾で
2人も座席に腰掛けると、シートベルトやら安全バーやらを装着する。
途中、座名九郎もこちらに気付いて手を振ったので俺達も振り返す。
普段は落ち着いたヤツのはずだが、今日はテンション高めらしい。
満面の笑みで楽しそうにブンブン両手を振っていた。
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＊IJu＊(プロフ) - (名前)さん» コメントありがとうございます！喜んでもらえてこちらも嬉しい限りです^^変わらず楽しんで頂けるように更新頑張りますので、よろしければのんびり楽しみにして頂けると嬉しいです…！ (2021年9月24日 0時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - まさかこのシリーズの番外編が見られるなんて...!大好きだったので続きが見られて本当に嬉しいです（ ; ; ） (2021年9月22日 16時) (レス) @page5 id: fc0cc8c897 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 星猫さん» 初めまして！コメントありがとうございます！楽しんでいただけているようでよかったですー！ (2021年9月10日 1時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - タブレットで操作しています!はじめまして!とっても素晴らしいです!高評価しました! (2021年9月9日 7時) (レス) id: 8c51e3f139 (このIDを非表示/違反報告)
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