△リボンが349こ▽ ページ9
「…じんくん？」
「はっ…？は、ハイ！なんでしょう？」
Aが真名部の顔を覗き込んで1〜2秒程間が相手から、真名部が反応を示す。
真名部は慌てて彼女の方を向いて返事を返す。
不意な事だったので途中声が裏返ったのが少し恥ずかしかった。
でもAはそこをつつく事もなく
じぃっと真名部を見つめるので、真名部も彼女を見つめ返した。
「ど……どうし、ました？」
「……」
「な…何か、顔についてます？」
「……」
「ま……また、怖い顔とか、してましたかね？」
「……」
「…………そ、そう見つめられると、その……えと、」
何か要求があるのかと真名部は思ったが、一向に彼女は口を開かず、その内見つめられ続けているのが妙に照れくさくなって来て、少しずつ彼女から視線をそらしていく。
それでも彼女は真名部から目をそらさなかった。
寧ろ、そのままどんどん顔が近付いて来て、真名部の心臓は大きく跳ねた。
なんで、どうして、と考える前に強ばる真名部の身体。
鼻先がぶつかる距離まで近付かれた頃にはギュッと目を閉じて、
「真名部、」
「うっ……あ、ハイ……」
「大丈夫、�猊櫃た有�
「あ、えっ………えっ？」
目を閉じていても、目の前に彼女の顔があるとわかる程の近距離で、彼女は小声でそう告げた。
その内容は予想外で、真名部は思わず目を開く。
すると、少しだけ彼女の顔が離れた。
そうしてもう一度「大丈夫」と微笑むので、真名部は意味を理解するのに数秒要した。
……もしかしたら、彼女は自分が辺りを警戒している事に気付いていたのだろうか。
だから彼女なりに安心させてくれたんだろうか。
彼女には自分達が�爛罅璽瓠璽献鶚瓩箸靴特里蕕譴討い襪隼廚辰討い襪�ら、真名部が人が集まらないよう警戒していると思っていたんだろう。
思えば自分の言動が挙動不審だったような気がするので、ソレを彼女に見られてしまったのが恥ずかしかった。
真名部は顔を真っ赤にさせながら「そうですか……」と小さな声で呟く。
するとAは気が済んだのか、また正面を向いていつも通りお喋りを再開させた。
彼女がそうやって真名部を安心させたから。
そんな2人の跡をつける人達の存在に真名部は気付けなかった。
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＊IJu＊(プロフ) - キジバトさん» 初めまして！コメントありがとうございます^^楽しんで頂けているようで良かったですー！作者無計画なんでこの章で終わるかはわかりませんが、でも終わりが近付いているのは確かなので、是非最後まで楽しんで頂けたら…！更新頑張ります！ (2021年12月24日 0時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
キジバト - 初めまして！この作品めちゃめちゃ大好きです！文章もすっごい神だし、真名部の心の動きとかがすごく丁寧に書かれててすごく面白いです！クライマックスなのはちょっと寂しいですが，そのまま最後まで頑張ってください…！応援してます！ (2021年12月23日 1時) (レス) @page1 id: 7552df8542 (このIDを非表示/違反報告)
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