△リボンが348こ▽ ページ8
「真っ暗だねぇ、じんくん！」
「そうですね。寒くないですか？」
「うん、大丈夫！ちゃんと上着も着たもん！」
「帽子は絶対に脱がないで下さいね。
その…僕達はほら、�爛罅璽瓠璽献鶚瓩任垢�ら」
「はぁい！」
Aと手を繋いでい、人気の無い住宅地を歩く。
普段とは違う時間帯に出ているからか、Aのテンションはいつもより高い気がした。
夜空を指差しては「お星様キレイだね！」とはしゃぎ、街頭を通る度に上を見上げて「眩しい〜！」なんて言ってのけ、逆に街頭の少ない真っ暗な道を進むと「暗〜い！」と笑い。
寂しいはずの夜のお出掛けが、彼女のおかげで随分と賑やかに感じる。
真名部はあまり暗闇が得意ではないので、彼女のその明るさには幾分か気が紛れる時もあったが、その一方で人とすれ違った時は冷や汗ものだった。
顔を見られるかもしれないという不安もあったが
何より彼女がフレンドリー過ぎるのだ。
すれ違う度に「こんばんわ！」と挨拶するのだ。
向こうも突然の彼女の挨拶に驚きつつも軽く会釈したり「こんばんは」と律儀に返したり、様々な反応を見せた。
昼間はそんな事しなかったのに…
やはり人通りが明るい時よりめっきり少ないせいだろうか。
「Aさん…！あまり目立つような行動はしないで下さいよ…！」
「目立つ？私、目立ってる？」
「目立ってますよ！いちいち挨拶しなくていいですから…！」
「はぁい…」
真名部に言われて、ようやく彼女はその行為を止めると今度は彼女が1人で話し始める。
内容は昼間の時と変わらない。
真名部は胸を撫で下ろすと、彼女の話に耳を傾けつつ、周囲を警戒した。
「(跡をつけられては……いない？
いや…もしかしたら、つけられているかもしれない…この瞬間も見られているかもしれない。
いや、でも…こうして外に無防備な状態で出ているのですから、現行犯で捕まえたり…しないのでしょうか？
それとも僕達の目的を知ってから捕まえる算段……？
それとも相手は余程慎重なのでしょうか……？)」
暗闇の中、真名部はさり気なく周りに目を向けるが
自分達がつけられているとは…今の所、思わなかった。
しかし真名部が気付いていないだけで、もしかしたらつけられているかもしれない。そう考えると怖かった。
結果、今度は真名部が挙動不審になってしまった。
キョロキョロと辺りを見渡しながら顔を強ばらせる真名部を、Aは不思議そうな顔をしながらその顔を覗き込んだ。
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＊IJu＊(プロフ) - キジバトさん» 初めまして！コメントありがとうございます^^楽しんで頂けているようで良かったですー！作者無計画なんでこの章で終わるかはわかりませんが、でも終わりが近付いているのは確かなので、是非最後まで楽しんで頂けたら…！更新頑張ります！ (2021年12月24日 0時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
キジバト - 初めまして！この作品めちゃめちゃ大好きです！文章もすっごい神だし、真名部の心の動きとかがすごく丁寧に書かれててすごく面白いです！クライマックスなのはちょっと寂しいですが，そのまま最後まで頑張ってください…！応援してます！ (2021年12月23日 1時) (レス) @page1 id: 7552df8542 (このIDを非表示/違反報告)
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