△リボンが359こ▽ ページ19
「………は………？」
彼女の言葉に、真名部の表情が凍り付く。
一瞬頭が、理解を拒んだ。
Aは真剣な顔で、真っ直ぐ皆帆を見つめながら更に続ける。
「ママみたいに痛い事とか、怖い事とか、辛い事とか、苦しい事とか。しない？
絶対に、絶対に真名部には何にもしない？
また�犖議未雖瓩砲舛磴鵑判侏茲襦�」
「な……なにを……いって、るんですか？」
この先の展開が想像出来てしまった。
真名部は信じられないと言いたげな顔をして震える声でAに尋ねた。
Aは1度、視線を真名部に向ける。
そうしてニッコリと、無垢に微笑んだ。
真名部を安心させる為の笑顔だったのだろう。
しかし、この状況下では真名部にとってソレは不安を煽る表情でしかなく、真名部は目を大きく見開いた。
「……勿論だよ。キミが自首して出頭してくれるなら、真名部くんの安全は保証する。
全部全部�犖議未雖瓩寮験茲�送れるよう、全力でサポートするよ」
「…………ふーん…………」
皆帆の話にAは視線を彼に戻すと、真名部の時とは打って変わって目を眇めた。
理解しているのかいないのか。
何か考えているのか、それとも。
Aの短い返事だけでは流石の皆帆も分からなかった。
「A……A、さん……？」
真名部は縋るようにAを見遣る。
繋いだ手をぎゅっと握り、揺れる瞳でAを見つめる。
怖かった。
この先の彼女の言葉が怖かった。
このまま彼女が自ら出頭するなんて。
考えるだけで倒れてしまいそう。
今の今まで、警察に捕まらないように。
隠れて、息を潜めて、何とかやり過ごしていたのに。
今になってそれらを止めて、自首するなんて。
ふざけてる。そんなのふざけてる。
真名部は本気でそう思っていた。
彼女はただ、寂しかっただけ。
一緒に留守番する人を探していただけ。
ただ、彼女の力加減が出来なかっただけ。
デパートの事件だって、あの人が悪い。
あの人が自分達に声を掛けて来たから。
妙な事を訪ねるから。仕方なく彼女にやられた。
家の遺体に至っては因果応報だ。
今の今まで彼女に酷い事ばかりしていたんだから。
ソレがそっくりそのまま返っただけ。
彼女は何にも悪くない。
彼女が自首する事にならなければならないのか？
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＊IJu＊(プロフ) - キジバトさん» 初めまして！コメントありがとうございます^^楽しんで頂けているようで良かったですー！作者無計画なんでこの章で終わるかはわかりませんが、でも終わりが近付いているのは確かなので、是非最後まで楽しんで頂けたら…！更新頑張ります！ (2021年12月24日 0時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
キジバト - 初めまして！この作品めちゃめちゃ大好きです！文章もすっごい神だし、真名部の心の動きとかがすごく丁寧に書かれててすごく面白いです！クライマックスなのはちょっと寂しいですが，そのまま最後まで頑張ってください…！応援してます！ (2021年12月23日 1時) (レス) @page1 id: 7552df8542 (このIDを非表示/違反報告)
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