彼女の出発 ページ7
団長と王女さんの事は何もわからないまま、僕達は団長に指示されて戦いに行く準備を始めた。
なんでも〈十戒〉に人質にされた人達を助けて、魔神族に堕とされたキャメロットを解放する為なんだって。
そう言えば、昨日マーリンがそんな事話してたような、そうでもないような。
まぁ、行くと言われたからには行かなきゃいけないし。わざわざ昔の鎧を用意してもらったものだから着るケドさ。
………僕、あんまりコレ好きじゃないんだよね。
だって重いし動きづらいから。
「あら、王子様みたいでカッコイイわA!」
「はは……ありがと、リラ」
「この姿の皆を見るの久しぶり〜!
キング、似合ってるよ!」
「そ……そうかな?えへへ……」
「はい、そこすぐにイチャつかなーい!」
各自鎧に着替え、集まると僕達は〈豚の帽子〉亭にのりこむ。
移動はホークママに任せるらしい。
移動している間は団長とマーリンを中心に作戦会議が始まった。
「昨晩言った通りオレたちの目的は人質の救出とキャメロットの解放だ。
ところが__だ。事はそう単純じゃねえらしい。
だよな、マーリン?」
「現在キャメロットは直径100マイルに及ぶ次元のひずみ___
これを破らぬ限りキャメロットへの侵入は不可能だ…」
「ッチ、面倒な術を使うな……」
どうやら僕が牢屋の中に入っている間にキャメロットは随分と面倒な事になっているらしい。
人質もそのキャメロットの中……
まずはその爐劼困澂瓩箸笋蕕鬚匹Δ砲しなきゃならなさそうだ。
「んで?当然方法はあんだろ〜な♪」
「ああ…王国より南東に250マイル。
そこがこのひずみの発現地点と特定した」
「リオネスから250マイル?
そこに何があるんだろ?」
「イスタール…いや、それよりずっと南か…」
「城塞都市コランド。何百年か前に大虐殺があって滅びた廃都だ」
「だ…だだだ…大虐殺ぅ〜〜〜?
そんなところに行くんですかぁ?」
団長の話におっさんは分かりやすくブルブルと震えて怯えた顔をする。
そんな所にひずみ造るなんて、性格悪いな魔神族。
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*IJu*(プロフ) - Schall_108さん» こんばんは、コメントありがとうございます!そう言って下さって嬉しいです…!掛け持ちしているのでノロノロ更新ですが、是非気長にお待ち頂けると…!すみませんorz (2021年4月7日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
Schall_108(プロフ) - こんばんは!やっぱりこの小説好きです!毎日更新楽しみにしてます)^o^( (2021年4月4日 23時) (レス) id: ac70789a4c (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - Schall_108さん» コメントありがとうございます…!!て、徹夜?!余程夢中になられたんですね…!恐縮です(´˘`*)まだまだこの物語はつづきますので、宜しければ最後までお付き合いして頂けると嬉しいです…!更新頑張ります〜! (2021年1月20日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
Schall_108(プロフ) - ゴウセルの夢小説を漁っていたら!この作品に会いました!読むのがやめられなく6時間かけて徹夜で読んでしまいました!更新楽しみに待ってます!あと‥。素晴らしい作品を長い間書き続けて頂いてありがとうございます!本当にこの作品大好きです! (2021年1月19日 6時) (レス) id: ac70789a4c (このIDを非表示/違反報告)
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