彼女と骨共 ページ48
『おのれ…』
『憎い…』
『死にたくない…』
『憎い…』
カタカタと骨を鳴らしながら、ボソボソと何やら聞こえる。
気味の悪い声だ。骨共の怨念だろうか。
とりあえず僕は
「これってボクの
「
「死者の怨念を利用した禁呪…牘緘榛欧遼´瓩澄
そっち系に詳しいヤツらが話してる間に、骨共は一斉に襲いかかって来た。
死体相手だからどうなるかと思ったが、割と大した事はない。
脆い骨だからちょっと斬りつければすぐバラバラになって動かなくなった。
「つーか…今さらんな雑魚で俺らを足止めできっと思ってんのか〜〜〜!?
行くぞ、てめぇら♪
ひずみをぶっ壊して団ちょをかっさらうぞ!」
「言われなくても…!」
そこからは各自、次々と骨共を捌いていった。
バンの言う通り雑魚だ。
豚野郎でも勝てるぐらい。
ただ、如何せん数が多い。
捌いても捌いても次が襲い来るんだ。
面倒ったりゃありゃしねぇ。
あんま時間掛けると団長の事も気になるし……
「……?」
もう何十体と倒したかわからない。
ふと視界の端にも怨念が映り、僕はソイツ目掛けて剣を振った。
そこでいつもなら真っ二つに刻まれて崩れるはずだった。だって脆いから。それなのに。
ソイツはあろう事か剣を受け止めたのだ。
「………は?」
「Aっ!!」
まさか受け止められるとは思わなかった僕は戦闘中にも関わらず呆然とソイツを見遣る。
その一瞬の間にソイツは僕の腹目掛けてパンチを繰り出し、ソレを間抜けにも諸に受けてしまう。
呼吸が止まり、吹っ飛ばされる身体。
まだダメージは鎧を着てたから良かったものの、それでも殴られた所が軽く凹むぐらいには強い1発だった。
なんだ…?今の、何だ??
さっきまでこんな力無かったろ?
無かったはずなのに。
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*IJu*(プロフ) - Schall_108さん» こんばんは、コメントありがとうございます!そう言って下さって嬉しいです…!掛け持ちしているのでノロノロ更新ですが、是非気長にお待ち頂けると…!すみませんorz (2021年4月7日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
Schall_108(プロフ) - こんばんは!やっぱりこの小説好きです!毎日更新楽しみにしてます)^o^( (2021年4月4日 23時) (レス) id: ac70789a4c (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - Schall_108さん» コメントありがとうございます…!!て、徹夜?!余程夢中になられたんですね…!恐縮です(´˘`*)まだまだこの物語はつづきますので、宜しければ最後までお付き合いして頂けると嬉しいです…!更新頑張ります〜! (2021年1月20日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
Schall_108(プロフ) - ゴウセルの夢小説を漁っていたら!この作品に会いました!読むのがやめられなく6時間かけて徹夜で読んでしまいました!更新楽しみに待ってます!あと‥。素晴らしい作品を長い間書き続けて頂いてありがとうございます!本当にこの作品大好きです! (2021年1月19日 6時) (レス) id: ac70789a4c (このIDを非表示/違反報告)
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