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彼女と魔女族 ページ40

「わぁ、また来てくれたんだねA」



夜、寝る時間になったが僕は眠れず、気付いたらまたゴウセルの所に来ていた。
ゴウセルは僕が来ると嬉しそうに笑い、読んでいた本を閉じて隣に並ぶ。

わざわざ本閉じなくてもいいのに。
勝手に読んでろってんだ。


つーか、いちいちこっちに反応すんな。



「わー、相変わらずお前は此処にいるんだな」

「此処が好きなんだ。Aもそうなんじゃないの?」

「お前と一緒にすんな。
僕はただ……その……な、なんとなく、だから」

「…そっかぁ」



聞かれて適当に答えたら、何故か微笑みかけられてしまう。

なんだ、その顔。どういう感情だ。ナメてんのか。


ムカついたけど、ソレを口にしたらダメな気がして僕は咄嗟にそっぽを向く。

でも折角コイツの所に来たんだ。
今気になる事を聞いてみるのもいいかもしれない。


そう思った僕は、再びゴウセルの方を向くと疑問をそのまま口にした。



「……なぁ、魔女族について知ってるか?」

「魔女族?」



聞かれてゴウセルはきょとんとした顔をすると「うーん」と唸る。

人形のクセに思い出せないとかあるんだ……
それともゴウセルもそんなに魔女族について知らないのか。


ゴウセルは少しして苦笑いを浮かべながら答えた。



「人間の本でしか知らないなぁ。
詳しい事はよくわからないや」

「ふぅん……じゃあ、お前も魔女族は人間食ったり、疫病流行らせるような魔術使ったりするって思ってたのか?」

「流石にそこまでは……だってAはそんな事しなかったから」

「そりゃしねーよ。したら罰されるだろ」



「それもそうだね」とゴウセルはまた苦笑いを浮かべた。


人に災いを(もたら)すような魔術は人間からも魔女族からも罰されるだろう。
人を食うのだって同じだ。

魔女族は人間に頼らないと繁栄出来ないんだから、尚更。

それに魔女族は大昔は人間と共に暮らしてたって話もあるくらいだ。
魔女族の歴史を見るに、魔女は人間が好きらしい。



……って、だからなんで僕がこんな事まで知ってるんだ?

誰からも教わってないはずなのに、勝手に頭の中に浮かんで来るからタチ悪いな。

彼女の違和感→←彼女の記憶



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*IJu*(プロフ) - Schall_108さん» こんばんは、コメントありがとうございます!そう言って下さって嬉しいです…!掛け持ちしているのでノロノロ更新ですが、是非気長にお待ち頂けると…!すみませんorz (2021年4月7日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
Schall_108(プロフ) - こんばんは!やっぱりこの小説好きです!毎日更新楽しみにしてます)^o^( (2021年4月4日 23時) (レス) id: ac70789a4c (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - Schall_108さん» コメントありがとうございます…!!て、徹夜?!余程夢中になられたんですね…!恐縮です(´˘`*)まだまだこの物語はつづきますので、宜しければ最後までお付き合いして頂けると嬉しいです…!更新頑張ります〜! (2021年1月20日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
Schall_108(プロフ) - ゴウセルの夢小説を漁っていたら!この作品に会いました!読むのがやめられなく6時間かけて徹夜で読んでしまいました!更新楽しみに待ってます!あと‥。素晴らしい作品を長い間書き続けて頂いてありがとうございます!本当にこの作品大好きです! (2021年1月19日 6時) (レス) id: ac70789a4c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年11月14日 1時

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