彼女は考える ページ24
「ところでA、こんな夜中にどうしたの?眠れないの?」
「ああ……まぁな」
「…団長の事?」
「…………お前、今僕の心読んだか?」
「なんとなくだよ。だからそんな睨まないで」
まるで心を見透かされたような発言に僕は思わずヤツを警戒してしまったが、単純にわかりやすかったんだと思う。
思わず睨んでしまったが、すぐに僕はヤツから目をそらす。
……あんな話聞いて寝れる気がしない。
飄々としていて何考えてるか、さっぱりわかんない団長。
おちゃらけててバンとすぐふざけるし、しかも変態。
実力は確かだが、どうにも目上の人間って感じじゃない。
そんな団長の正体が三千年前から存在する魔神族で
女神族の王女さんと一緒に受けた呪いのせいで死ねない身体だなんて。誰が想像出来ようか。
狎酸鎰瓩箸笋蕕砲盪臆辰靴討燭辰届辰世掘△修蠅禧いワケだ。
つっても昔の戦闘がどんなモンか想像もつかないけれど。
人間が書いた歴史の書物によれば、今よりずっとずっと激しかったらしい。
魔神族が復活した今、三千年前の戦いが再び行われてしまうのだろうか。
歴史書に書いてあったような、残酷な戦いが始まってしまうのだろうか。
そうなったら何人の人が死ぬんだろう。
何人の人が怪我をして、何人の人が不幸になるんだろう。
それに団長と王女さんの呪いを解いたら、どうなるんだろう。
アーサーだって喧嘩祭り以来会ってないし。
リラには戦いに参加して欲しくないし。
柄にもなく色々考えてしまって、僕は思わず溜息を1つ。
そうしたらゴウセルはおもむろに口を開いた。
「どうなっちゃうんだろうね、これから」
「……さぁな」
「でもきっとまた、沢山の人が死んじゃうんだろうな」
「……そうだろうな」
「……Aも、やっぱり戦うの?」
「当たり前だろ。……なんだ?僕じゃ力不足って言いたいのか?」
「そうじゃないよ!違うってば!
違うから
何か言いたげでムカついたから僕は
そしたら途端にゴウセルは首を横に振って否定。
一旦
「ただ……Aには、戦いに参加して欲しくないなって思って」
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*IJu*(プロフ) - Schall_108さん» こんばんは、コメントありがとうございます!そう言って下さって嬉しいです…!掛け持ちしているのでノロノロ更新ですが、是非気長にお待ち頂けると…!すみませんorz (2021年4月7日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
Schall_108(プロフ) - こんばんは!やっぱりこの小説好きです!毎日更新楽しみにしてます)^o^( (2021年4月4日 23時) (レス) id: ac70789a4c (このIDを非表示/違反報告)
*IJu*(プロフ) - Schall_108さん» コメントありがとうございます…!!て、徹夜?!余程夢中になられたんですね…!恐縮です(´˘`*)まだまだこの物語はつづきますので、宜しければ最後までお付き合いして頂けると嬉しいです…!更新頑張ります〜! (2021年1月20日 0時) (レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
Schall_108(プロフ) - ゴウセルの夢小説を漁っていたら!この作品に会いました!読むのがやめられなく6時間かけて徹夜で読んでしまいました!更新楽しみに待ってます!あと‥。素晴らしい作品を長い間書き続けて頂いてありがとうございます!本当にこの作品大好きです! (2021年1月19日 6時) (レス) id: ac70789a4c (このIDを非表示/違反報告)
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