検索窓
今日:8 hit、昨日:4 hit、合計:32,061 hit

◇ラプンツェルとヒロト ページ5

「ふぁあ……疲れたぁ……」



ようやくマネージャーのお仕事を終えて
私は自室へと向かっていた。


マネージャーのお仕事って本当に大変……
ご飯作ったり、ドリンク作ったり、お洗濯に片付けに……とにかく沢山!

選手を支える為とは言え、こんなにお仕事があるとは思わなかったなぁ……
でもソレを普通にこなすアキとハルナも凄かった。


慣れてる、って言うのもあるんだろうけれど…2人とも可愛らしい見た目に反してパワフルな人達だった。

ハルナちゃんなんかずっと走り回ってたような気がしたし。


明日は早起きしなきゃだし、ちょっと調べたい事調べたら早めに寝ようかな。

2日連続寝不足になっちゃったら健康にも悪いもんね。



「………ん?」



欠伸を1つしながら私は階段を登り、部屋に入ろうと扉を開く。

だけどその時、視界の隅にチラッと赤い頭が見えた気がしてそちらの方を向くと、窓から空を見上げる人の姿が。


あれは……ヒロト?
空を見上げて、星でも見ているのかな…?



「……何を見ているの?」



何となく気になった私はヒロトの方に歩み寄ると、そっとヒロトに声を掛けた。

するとヒロトは私に気付き、にこりと優しげな笑みを浮かべた。



「やぁ、えーと…確か、Aちゃんだったっけ?」

「うん!お名前覚えてくれたんだ!」

「そりゃあね。あんな派手な登場されたらね」

「うっ………」



……派手な登場って、多分転んだ事だよね。

折角忘れ掛けていたのに、思い出しちゃって。
私は思わず視線をそらすと、ヒロトにクスクスと笑われながら「ごめんね、」と謝られてしまう。



「ちょっと意地悪しちゃって。
…因みに、キミは俺の事覚えているかい?」

「ヒロト、だよね?私の事助けてくれた人!」

「うーん……助けたって言うのかな、アレ」

「助けたって言うよ!だってあの時ヒロトがいなかったら、私死んじゃってたと思うから」

「大袈裟な気もするけれど……そういう事にしておくよ。とりあえず、覚えててくれて嬉しいな」



ヒロトは苦笑いを浮かべながらもそう言うと、何処か嬉しそうに目を細める。

その瞳は前とは違って綺麗に澄んでいるような気がした。

◇ラプンツェルと星博士→←◇ラプンツェルはグチャグチャ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
142人がお気に入り
設定タグ:イナイレ , 不動明王
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

*IJu*(プロフ) - みづきちさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けてるようで良かったです( ˇωˇ ) (2020年11月5日 2時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
みづきち(プロフ) - 尊い、、、ありがたや(拝) (2020年11月4日 22時) (レス) id: 1fec416d23 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:*IJu* | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年9月17日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。