トシノサ【不動明王】Part13 (ページ1)

今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:9,652 hit

＊れんそうげーむ＊ページ1

春と言えば、出会い。

入学式とかありますもんね。
それに暖かくなって人が活発に動くようになるからかもしれません。

冬眠していた動物達も目を覚ましますし。
春と言ったらまず、出会いの季節なのでしょう。

春と言えば、桜。

春になると日本には薄桃色の小さく綺麗な花が次々と咲きます。
その美しさは世界をも魅了し、テレビでも連日『桜前線』と言われ、花見日和を教えてくれます。

春と言えば桜、桜と言えば春。
1＋1＝2のような、日本では最早、当たり前の方程式です。

春と言えば、花粉症。

この季節はよくマスクをする人を見掛けます。
スギ花粉が原因のようです。

お日さま園内でも鼻をｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞしている方や、ゴーグルのようなメガネを掛けた人を見掛けます。
人によって様々ですけれど、皆一重に辛そうなのです。

私は花粉症ではなかったので、運が良かった。
流石にマスクをして真っ赤な目で不動さんに会いたくありませんもんね。

他にも春と言えば、色々連想出来ますね。

ピンク、春一番、うぐいす、桜餅、イチゴ、タケノコ、ひなあられに……

あ、後半は食べ物になっちゃいました。失敬。

春は人の心を特に一喜一憂させる季節です。

私は春は好きです。
暖かくて柔らかくて、それに綺麗なお花も咲きますし。

冬は冬で楽しみがありますが、寒いのがあまり好きではない私にとってはちょっと辛い季節なので。

……ああ、辛いと言えば。

もう1つ、春と言えばで連想するものがありますね。

春と言えば……別れの季節。

入学式の前に卒業式をします。
その季節が春に入ってすぐなのです。

折角暖かくなったのに、別れて沈むなんて事になるのはちょっと寂しい。
まぁ、その後大抵の人はすぐ入学式とかで出会いがあるのですが。

でも、もしもそのお別れが一時的なモノではなかったとしたら？

それ以降はもう二度と会えないモノだとしたら？

………ああ、私にとっての〝春〟は

出会いと別れ、一体どちらになるのでしょうね。