△リボンが185こ▽ ページ41
「……あの、あの窓のテープは誰が貼ったんですか？」
大体犯人は察しがつくが、一応真名部はAに尋ねた。
するとAは真名部が指差した方を見て「アレ？」と首を傾げると、いつも通りの笑顔で答えてくれた。
「ママだよ！私が勝手にお外に出ないようにって！」
「……勝手に出たら、怒られたんですか？」
「そりゃ〜もう！その時のママは鬼みたいに怖かったんだ！帰ったらいっぱい�爛�シオキ�瓩気譴董⊃欧觧�間になるまで押し入れに閉じ込められたの！」
楽しそうに語ってはくれるが、その内容は笑って聞ける話ではなく、真名部は思わず顔を顰める。
Aからは彼女の母親の話は沢山聞いているので
�爛�シオキ�瓩�一体どういったものなのか容易に想像出来てしまう。
何も伝えず勝手に窓から出るのは確かに悪いと思うが
だからってここまでして閉じ込めるのもどうかと思った。
聞けば聞くほど、彼女の母親の異常性に恐怖を通り越して呆れてしまう。
恐らくこの家にはもう帰って来ないだろうが……
その顔が見てみたいと真名部は思った。
「それがどうしたの、まなべ？」
「…いえ。ただ、あのガムテープを剥がそうかなと思っていたのですが……」
「剥がしちゃうの？」
「はい。その方が部屋も明るくなりますし…
アナタだって、いつまでもあのままじゃ嫌でしょう？」
「うーん、今は別にそうでもないよ？
だってまなべと一緒にいつでもお外出れるもん！
もうあの窓から出なくてもいいし、私は別にイヤじゃないよ？」
「そっ……そういう話を今しているんじゃないんですよ……」
彼女の斜め上の返答に真名部は思わずたじたじになってしまう。
ほんのり頬を赤く染めて、照れくさそうに彼女から目を逸らすと、真名部はわざとらしく咳払いをして続けた。
「でも、どちらにしろ…あそこ以外に布団を干せる場所が無いんですよ。ですから一緒に剥がしましょう」
「うん、いーよ！一緒に剥がそ！」
「あ！でもあんまり乱暴に剥がすのは……！
あの！ちょっと待って下さい！」
真名部が注意するよりも前に彼女は窓の方に向かい
閉じていたカーテンを開け放つ。
その背中を真名部は慌てて追い掛けると
ガムテープを剥がそうとするAを1度宥めた。
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＊IJu＊(プロフ) - ルナストーンさん» 御指摘ありがとうございます！そうですね、それですね(´･ω･`)早速直して来ます〜！ (2020年12月17日 23時) (
レス) id: c0312d3eb1 (このIDを非表示/違反報告)
ルナストーン(プロフ) - あのー［△リボンが181こ▽］の［鼻を突かれで、真名部は毛布の中に顔を引っ込めた］のところの［鼻をつかれで］になってますが、［鼻を突かれて］なのでは？ (2020年12月17日 16時) (レス) id: f44ffe4945 (このIDを非表示/違反報告)
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