▼本調子 ページ23
試合再開。
開始早々にギャラクシーイレブンはパスを繋いで果敢に攻め上がっていく。
でもゴール前でいつもボールを奪われてしまう。
相手も一筋縄じゃいかないようだ。
A「クソっ…！」
「決めさせてもらうわね！」
イマイチ攻めきれないでいると、今度は相手がこちら側へと攻めて来た。
ボールを奪われてしまい、ボールを持った選手は一直線にゴールへと向かった。
彼女はそのままノーマルシュートを放つ。
必殺技級の威力のノーマルシュートだ。
信助『銀河ロケット！！』
西園は焦る事なく必殺技を発動。
そうして見事にボールを弾いて、前線の選手へボールを繋いでみせた。
信助「やったぁ…！」
ﾊﾞﾙｶﾞ「おぉ！身体は小さくとも、ヤツのハートは俺よりデカい！」
当たり前だろ。
なんてったってアースイレブンのもう1人の守護神様だからな！
信助「反撃だ！A！！」
A「はいよっ！」
西園が止めたボール。
ロングパスでそのまま私の元へ。
私は胸でトラップして受け取り、両脇にいたリュゲルとガンダレスに合図を出した。
そうしたら2人は両サイドから前線に上がって行き、私も負けまいと駆け抜ける。
ｲｼｶﾞｼ「通しません…！」
まぁ、そんなんで敵が黙っているはずもない。
しかもブロックに来たのはイシガシの野郎だ。
私の前に出て来たイシガシは、何処か余裕そうな顔をしていた。
まぁ、さっき散々弄ばれたからな。
舐め腐りやがって、この女顔が。
A「さっきはよくも皆を酷い目に合わせたな…！
お礼にイイモノくれてやるよ！受け取れ！！」
掬うように足にボールを乗っけ、そのまま真上に蹴り上げる。
すると頭上に現れた空っぽのショットシェルの中にすっぽりと収まり、遅れて私も飛び上がると、照準を私を見上げるイシガシにロックオンした。
A『ショットガンレイン！！』
そのままボールをかかと落として蹴りつければ、反対側からショットガンの如く弾丸の雨が降る。
地面ごと抉りながら私はイシガシを突破する事に成功すると、倒れ伏したイシガシを見下ろして、さっき散々弄ばれた分も吐き捨てた。
A「言っとくケド、さっきのは本調子じゃなかったんだよ！
本気の私の力、思い知ったか！！」
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