適当に答えるのです ページ41
「少し前と比べると見違えたじゃない。
どうしたの？好きな人でも出来た？」
「…！」
悪戯っ子のようにバックミラー越しに私を見遣り、私は思わずﾄﾞｷﾘとする。
まるで心を見透かされてしまったようです……
でも今は表情を動かしたらいけません。
そんな事したらバレてしまいそう。
なので少しの間を空けてから、私は適当に答えました。
「……い、イメチェンってやつなのです……」
「イメチェン……？」
「行く行くは褐色金髪ギャルにでもなってみようかと」
「えっ？！アレやめろって言ったじゃん！！」
そのまま話題に乗って更に適当に答えていると、途端に隣の狩屋君がﾌﾞﾝﾌﾞﾝ首を横に振った。
相当、私がギャルになるのが嫌なんですね。
顔が嫌いな食べ物を拒む時みたいで本当に嫌そうなのです。
でも瞳子さんは私の回答に珍しく声を上げて笑うと
またバックミラー越しに私を見遣った。
「ギャル……Aがギャルね、ハイハイ。
別に止めはしないけれど…やり過ぎないようにね？」
「ちょっと！止めてよ！ホントにギャルになっちゃったらどーすんの？！」
「女の子は月日を重ねれば重ねる程変わる生き物なのよ。
……それに、少し見てみたいじゃない？Aのギャル」
「そっ、そっれ…はぁ！！確かにちょっと見てみたい気もしなくもないけどォ…！！」
「雷門の校則に髪型関連のモノはありましたっけ……」
「いやっ！いやいやいやA！本気にしないで！
少しは見てみたいーとは思ったけど、ケド！」
「そんなに慌てなくても……まずはネイルから始めるので大丈夫ですよ」
「Aっっ！？」
途中からは完全に狩屋君を2人でからかいに行き
最終的に「もう知らない！」と狩屋君はそっぽを向いて不貞腐れてしまったので、その話題は終了しました。
そんなに否定されると逆にやってみたくなるのです…
やり過ぎは良くないですけれど。
でもネイルくらいならちょっと興味はあります。
今度、さくらさんに相談してみましょうか。
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ゆうくん(結翔)(プロフ) - ＊IJu＊さん» いえいえ！！はい、頑張ってください！！！ (2020年5月6日 8時) (
レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ゆうくん(結翔)さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです( ´ ▽ ` )これからも頑張ります〜！ (2020年5月6日 4時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうくん(結翔)(プロフ) - とても内容めっちゃ好きです(語彙)これからも頑張ってください！！！ (2020年5月4日 13時) (レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
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