事実なのです ページ3
「あぁあ〜〜〜〜！！！ムッカつく！！！」
不動さんに言われ、荷物を纏めようと荷物を置いていた部屋に入った途端、狩屋君は今までがまんしていたのか急にそう叫びながら頭をｶﾞｼｶﾞｼと乱暴に掻きむしった。
「あの、狩屋君。この家の壁思っているより薄いので、不動さんに聞こえて……」
「なぁあにが『叱らなくちゃならねぇ』だ！
『言い訳でも考えてるんだな』だァ！！
俺達が子供だからってエッッラソーーにィ！！
思い出しただけで腹が立つッ！！」
「……」
不動さんに聞こえてしまうのではないかと思い注意しますが、狩屋君は聞く耳を持ちません。
それだけ頭にきているんでしょう。
御気持ちはわかりますが、どうか落ち着いてほしい。
あとちょっと怖いのでそれ以上怒らないでほしい。
「…仕方ありませんよ、本当の事ですから」
「Aも！そうやってなんでも肯定的に受け取らないで！」
「だって、全て本当の事ですから。
今回の私達の行為はとても愚かで、頭の足りない、実に子供じみたものです」
「っ…！そこまで言わなくてもっ…！」
「……それに、私が悲しんでるのも事実ですし」
「…！」
そこでようやく狩屋君はﾊｯとしたように私の方を見て、すぐに小声で「…ごめん」としおらしく謝った。
なので私は首を横に振って「大丈夫」と伝えると
狩屋君は視線を下に落とし、まるで叱られた後の子供のように項垂れた。
……狩屋君は狩屋君で私の事を考えてくれたんですよね。それはそれで感謝しています。
でもやはり結果は散々で、しかも不動さんを怒らせてしまいました。
流石にこうなってしまっては、気持ちがブルーになるのも致し方ないと思います。
でも私はその気持ちを表現するにはまだ乏しいみたいです。
きっと素直に涙を流せていれば、不動さんにこんな事言われなくて済んだかもしれませんし、狩屋君があんなに怒ったりしなかったかもしれません。
「……A？」
「…なんですか？」
「……」
静かになってしまった部屋で、私は悶々と1人考えていると、不意に狩屋君が私の名前を呼び、私は顔を上げた。
すると狩屋君は一瞬驚いたような顔をした後
おもむろに私の頬に両手を添えた。
急な行動に私は「どうしましたか？」と首を傾げると
狩屋君は切なそうに眉を下げてから、そっと私を抱き寄せた。
「……………ごめん」
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ゆうくん(結翔)(プロフ) - ＊IJu＊さん» いえいえ！！はい、頑張ってください！！！ (2020年5月6日 8時) (
レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ゆうくん(結翔)さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです( ´ ▽ ` )これからも頑張ります〜！ (2020年5月6日 4時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうくん(結翔)(プロフ) - とても内容めっちゃ好きです(語彙)これからも頑張ってください！！！ (2020年5月4日 13時) (レス) id: 891a01bcc7 (このIDを非表示/違反報告)
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