◇ラプンツェルは何でもする ページ5
そんな感じで2日目の練習も終わった瞬間、私はその場にへたり込む。
前日同様、沢山ボールを追い掛けたおかげで足がｶﾞﾀｶﾞﾀ。
呼吸も乱れ、肩を揺らして体は酸素を求める。
その姿は自分でも情けないって思う。
本当に私って体力無いんだ。
だって私の事を見下ろすフドウは
私より動いたはずなのに全然平気そうだから。
「……そんな調子じゃ、先が思いやられるなァ？」
フドウは膝をつく私を小馬鹿にするようにそう言って1つ溜息を吐いた。
何か言葉を返してあげたいけれど、呼吸に必死で何も喋れない。
だから私は精一杯フドウを睨みつける。
だけどフドウは呆れたように私を見遣ると頭を抱えて「どうしたもんかな」と考え始めてしまった。
「こんなんじゃ、とてもじゃねーが間に合わねー…お前には教える事がまだ山ほどあるんだケド」
「間に…合わない、って……どう、いう…こと？」
「どういう、って…試合にって事だよ。
俺達がこうして特訓してんのは、�爐△觧邱膈瓩脳，聴戮澄０豈�、大まかに予定は決まってるが……
お前がその調子じゃ、ソレに間に合わないって事だよ」
「間に、あわ…ｺﾞﾎｯ…あわ、なかったら…どう、なる？」
「そーなったら、お前抜きで試合する事になる。
つまり今まで特訓した意味が無くなっちまう。
そんなんは正直言って時間の無駄だ。
だから、その前にお前をこの潜水艦から放り出しちまうかもな」
「せ、潜水艦から放りだっ……ｺﾞﾎｯｹﾞﾎｯ！！」
変に言葉を返してしまって、十分に息の整っていなかった私は思わず噎せてしまう。
でも仕方ないじゃない。
いきなりそんな物騒な事言われたら。
悪い冗談とかだと思ったけれど、こういう時に限って表情は真面目だし、嘘だか本当だかわからない。
ああ、でもフドウならやりそう。
だって顔怖いし、意地悪だし。
海の中にﾎﾟｲｯて捨てられたら、私死んじゃう。
泳げないし、息も出来ないし。
人魚姫でもお魚さんでもないから、死んじゃう。
それは、嫌だ。
「そっ…それは、嫌だよっ…！
わ、私……私、もっとちゃんと頑張る！頑張るから！！」
「そう言われてもなァ…」
「ホントだよ！そりゃ、今は全然弱いけど…頑張って体力もつけるし、リフティングとかも頑張るし…！！
力を付ける為だったら
「……ほぉ〜？」
言ってから、私は自分の言った事を後悔した。
だってフドウの顔、すっごく嫌な感じに笑っていたから。
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＊IJu＊(プロフ) - アインツバル(家のパソコン)さん» コメントありがとうございます〜！僕にはもったいない嬉しいお言葉…(´；ω；`)ノロノロ更新ですが、これからも頑張ります〜！ (2019年12月8日 15時) (
レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
アインツバル(家のパソコン) - わぁぁぁ、続編本当におめでとうございます！もう文章が光り輝いて見えるレベルですね……これからも作者様のペースで頑張って下さい、ずっと応援してます！ (2019年12月7日 18時) (レス) id: ae0283035e (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 時雨（元．不動彩香（アヤカ））さん» コメントありがとうございます〜！嬉しいお言葉頂きました(*´∀｀)これからも更新頑張りますっ！！ (2019年12月1日 1時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
時雨（元．不動彩香（アヤカ））(プロフ) - 続編おめでとうございます、やっぱり貴方は凄いです！最初の一ページから素敵です、更新頑張って下さい！応援してますね！！ (2019年11月30日 15時) (レス) id: b421c0e73a (このIDを非表示/違反報告)
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