△リボンが4こ▽ ページ7
「っぁ……っ……」
「わっ！？大丈夫！？」
痛みを堪える真名部に、彼女は目を見開いた。
そしてこちらを心配するような素振りを見せ、真名部の元へしゃがみ込む。
途端に背筋に悪寒が走り、立ち上がろうとする真名部。
彼は差し出そうとした彼女の手を払い除けると、這ってでもその場を立ち去ろうと、無い腕の力を使ってｽﾞﾘｽﾞﾘと這いずった。
「ちょっとちょっと！ダメだよ！まずは�爛船螢隋辞瓩靴覆い函�」
そんな彼の前に彼女は回り込むと、両手を広げて通せんぼする。
とは言っても足も広げているので、そのまま這いずってでも潜れそうではあった。
最も、この時の真名部に彼女の股の下を潜る度胸など無かったが。
「ち、治療って……甚振るの間違いではっ…？」
「…えっ？」
「アナタ、僕を殺す気なんでしょう！？
今までの被害者みたいに、僕の頭を殴って、殺してしまう気なんでしょうっ！？」
「えっ、えっ……？」
ﾋﾞｸﾋﾞｸと怯えていた真名部が一変
糸が切れ、火がついたかのように捲し立てる彼にAは戸惑いの表情を浮かべた。
真名部の恐怖はもう限界だった。
この時の彼は冷静に物事を考えられなくなっていた。
それ故に大声で怒鳴り散らして、相手がその後どう出るかも考えられないで。
瞳には薄ら涙が滲み、それも彼女の戸惑いの元だったのだろう。
Aは泣きそうな顔で訴える真名部を見て終始ｵﾛｵﾛしていたが、やがて彼女はゆっくり、その場にしゃがみ込んだ。
真名部は何かされるのでは、と一瞬体を硬直させるも
彼女はそっと手を差し出して、困ったような笑顔を浮かべた。
「…え、と…怖がらないで…？
私は怖い事、したりしないから」
「……」
ぎこちない笑顔を浮かべ、首を傾げながらも
彼女は自分が大丈夫だと、安全だと告げる。
当然、真名部は疑った。
こんな状況でそんな事言われても無理な話だ。
そもそも知らない内に他人の部屋の中にいる時点でもう安心出来ない。非常識だ。
だが同時に、彼女には悪意が全く感じられず
真名部は彼女を見上げたまま、困惑した顔で彼女を見つめていた。
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Rai - ＊IJu＊さん» イベント参加ありがとうございます〜! 実は私もその作品「 箱庭少女の孤高哀歌」も読んでました正に好きで、これからの作品ともに頑張って下さい！ (2020年8月25日 18時) (
レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - Raiさん» ありがとうございます〜！では参加させて頂きますね〜！ (2020年8月25日 18時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
Rai - ＊IJu＊さん» その他大丈夫です！後そのまま画面、ペースト、通常検索など出て来ると思います！ (2020年8月25日 17時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - Raiさん» ですが、Raiさんがもしよろしければ、他にもイナGOの作品を書いているので、そちらの方でイベントに参加させて頂いても宜しいでしょうか？ (2020年8月25日 15時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - Raiさん» 初めまして、コメントありがとうございます！折角のお誘い感謝致しますが、この小説は内容があまり明るくない上に人を選ぶ作品だと思っておりますので、この作品での参加はお断りさせて頂きます…… (2020年8月25日 15時) (レス) id: 1371b955e9 (このIDを非表示/違反報告)
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