今までについてなのです ページ49
それから暫くは、お互い連絡が取れなくなってからの経緯を話した。
と言っても主に私メインですが。
なので私は包み隠さず、この地に来てからこの日に至るまでの日常秘話を全てお伝えしました。
お父さんがこの部屋を好きに使って良いと言ってくれた事。
不動さんが私のワガママに付き合ってくれた事。
それから、不動との日常や不動さんの作る料理、不動さんと商店街に行った時や不動さんが実は意外と可愛い所もある話や…
…と、後半は不動さんについてほぼ語ってしまったようで
途中で瞬木君に止められてしまい、私は眉を顰めた。
だけど瞬木君の指差す方向に物凄く顔をした陣君がいたので、私はそれ以上何も言わないでおいた。
「と、とりあえず、Aが元気そうで良かったよ」
「はい、元気いっぱいでした。
そしてこれからも元気いっぱいです」
「そうだとこっちも余計な心配せずに済むんだけどな」
元気いっぱいだという証拠にガッツポーズをしてみれば、瞬木君が何処か小馬鹿にするように笑ってそう言った。
心配せずとも、私は大丈夫ですのに。
「そう言えば皆様、今日はどうするのです？」
ふと窓から外を見れば、もうオレンジ色になり掛けている空。
そろそろ帰らないといけないのでは、と考えた私は首を傾げて3人に尋ねた。
「どうする、って…何がです？」
「いえ、皆様時間は大丈夫かと…
特に瞬木君は弟さん達がいるので…」
「あー、もうそんな時間か…」
「早ぇな」と瞬木君は付け足すと壁に掛かっている時計を見遣ってから頭を掻いた。
他の2人も顔を見合わせてから、瞬木君の方を見る。
「まぁ…瞬も雄太も大丈夫だと思う。
もう小さくないんだし」
「と言ってもまだ2人とも小学生では…？」
「母さんも最近は調子良いし、大丈夫。
つか小学生だからってなんだよ？
俺なんか母さんが病院行ったら1人で弟の面倒見ながら家の事やってたぞ」
「す、すごいですね瞬木君…」
なんと、たくましいお兄ちゃんなのでしょうか。
素直に感嘆の声をあげる私に瞬木君は「まぁな」と何処か不機嫌そうな顔をしてぶっきらぼうに答えた。
あまり思い出したくないのでしょうか…
だとしたら悪い事をしてしまいました…
「皆帆と真名部は？」
「僕達は大丈夫だよ」
「本当ですか？」
とりあえず3人とも時間は大丈夫との事です。
もう少し3人と居れる事に嬉しさを覚え、私は口元を綻ばせると
ずっと言いたかったある提案を口にしました。
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＊IJu＊(プロフ) - 秋さん» 御指摘コメントありがとうございますー！ 寝惚けてたんですかね…わかりやすくご説明して下さりありがとうです…！早速直してきます！ (2017年9月8日 21時) (
レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 『元気だったんだ』の回の、お菓子を買って良いか問いかける台詞の「不動さん」が「不動ん」になってますよ〜 (2017年9月8日 21時) (携帯から) (レス) id: 66483bffd5 (このIDを非表示/違反報告)
ヴァノア(プロフ) - 続きが気になります！ 確かに明王カッコいいですよね！ (2017年7月7日 21時) (携帯から) (レス) id: be32b6886c (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 菜桜 エネさん» コメントありがとうございます！ 同士でしたか…！不動さんカッコイイですよね、素敵ですよね(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) そう言って貰えて嬉しいです…！ 更新頑張ります(∩´∀`∩) (2016年8月6日 22時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
菜桜 エネ(プロフ) - 私も明王大好きです！いいお話だと思うので、更新頑張ってなのです。 (2016年8月1日 6時) (レス) id: f7768399a3 (このIDを非表示/違反報告)
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