アブストラクト・ナンセンス 17 ページ22
目の前で自己紹介した女性…否、エリカさんはニッコリと微笑んだ。
とても…綺麗な、女性だ。
「因みに君の名前は？」
少しの間見惚れているとエリカさんにそう尋ねられ、慌てて俺は答えようと口を開いた。
「あ…お、俺は……」
「彼の名前は神童拓人。
その隣のはねた茶髪の子が松風天馬、
僕の隣の青い子が剣城京介」
すると途中でAが代わりに俺達の名前を彼女に伝えた。
エリカさんは2、3度頷いてまたニコッと微笑む。
「へぇ…神童、松風、剣城…
了解、よろしくね」
「よ、よろしくお願いします…」
「よろしくね！」
「…」
『よろしく』と言われ、俺達はそれぞれ言葉を返す。
…いや、剣城は無言だったな。
「さぁ、挨拶も一通り済んだ事だし…
エリカ、“石”の情報は何か掴んだ？」
話に区切りがつき、ずっと微笑んでいたAの表情が真剣味を帯びた。
エリカさんからも笑顔が消え、胸ポケットから写真を2枚取り出してAの前に差し出した。
俺と天馬は顔を寄せてその写真を覗き込む。
写真には初老の男性と一つの石が写っていた。
どちらもセピア色なので石の色はわからないが、その石は光に反射して輝いているのは分かる。
「…色は？」
「石の色は蒼よ。
見せてもらったから間違いない」
「で、この人は誰？」
「ダイヤモンド研磨業『リルダ社』の社長さん。
性格は簡単に言うとアンタが嫌いなタイプの叔父様」
「ふーん…」
Aは石の写った写真を手に取りながら興味無さそうに相槌を打った。
肝心の名前を言っていないのだが、聞く気は無いらしい。
「蒼の石、って事は…この石は『ミズスイショウ』の可能性が高いな…」
「蒼い石はまだなかった、でしょ？」
「あぁ、僕達はまだ『グレンノホノオセキ』しか手に入れてない」
「この石、このオジさんが持ってるの？」
「えぇ。んで、今回は手に入れるの簡単だと思うわよ」
そう言われ、Aはやっと写真から目を離して「どうして？」と首を傾げた。
するとエリカさんはまた胸ポケットから2つの封筒を取り出してAに差し出した。
これは……招待状？
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ミア(プロフ) - 分かりました！ 次に作品を作る時にでも出してもらえれば幸いです！ (2019年2月25日 7時) (
レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - ミアさん» コメントありがとうございます！大変申し訳ありませんがこの物語にこれ以上登場人物を入れてしまうと元からｺﾞﾀｺﾞﾀしていることお話が更にｺﾞﾀｺﾞﾀしてしまうと思います…有難いお話ではありますが今回はお断りささて頂きますorz (2019年2月24日 23時) (レス) id: 3241b35fe8 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - コメント失礼します。 私、キャラを考えるのはすごく好きなんですけど、ストーリーを考えるのが苦手で代わりにこの作品に出してもらえませんか？ 設定はコメント欄に書くので、お願いします！( ＞Д＜；) (2019年2月24日 16時) (レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
＊IJu＊(プロフ) - 未来の光に咲く鍵の花さん» コメントありがとうございます！ 本当ですか？嬉しいです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) 『小生』は『しょうせい』と読みます！ 分かりづらくてすみません！ (2015年3月4日 23時) (レス) id: b02a163c50 (このIDを非表示/違反報告)
未来の光に咲く鍵の花(プロフ) - この小説の世界観…好きです！あのすいません、『小生』と書いてなんと読むのですか？ (2015年3月4日 17時) (レス) id: e1d834432f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊IJu＊ | 作成日時：2015年1月24日 11時
